トピックス

SAVOR JAPAN、「Best Restaurant Award 2024-2025」発表
訪日外国人に人気のレストランTOP30を発表!国・地域別の食の好みも明らかに

 USENが運営するインバウンド向け飲食店予約・観光サービス「SAVOR JAPAN(セイバー・ジャパン)」は、訪日外国人から多くの予約を集め、支持されたレストランをたたえる「SAVOR JAPAN Best Restaurant Award 2024-2025」を発表した。併せて、飲食店の国・地域における予約数推移や人気ジャンルの傾向も発表した。
 「SAVOR JAPAN Best Restaurant Awardは、訪日外国人が日本の飲食店をより楽しみ、日本の飲食文化を深く理解するきっかけの一つとなることを目的に、2024年から表彰を実施している。第2回目となる今回は、「SAVOR JAPAN」を通して行われた飲食店の予約数をもとに、4部門のべ34店舗を選出。また、新しいジャンルやユニークなサービスで注目を集め、次のトレンドを予感させる店舗を選出した「NEXTトレンド部門」を新設した。なお、選出部門、受賞店舗の詳細は特設ページで英語・簡体字・繁体字・韓国語にて発表している。
 全体部門は、全掲載店における予約成立数ランキング上位30店舗。訪日外国人に根強い人気がある焼肉をはじめ、代表的な日本料理である「しゃぶしゃぶ・すき焼き」、「うなぎ」、「鮨・寿司」店などがランクイン。また、湯葉やジンギスカン、水炊きなどの地方特有の料理やハラル焼肉店も選ばれるなど、多様なジャンルの広がりが見られた。
 「NEXTトレンド部門」は、「編集部特別賞」として近江牛をしゃぶしゃぶ、すき焼き、肉寿司など様々な調理法で提供するユニークなスタイルが人気の「肉のあさつ」(大阪府)、「ハラル特別賞」としてイスラム教の戒律に従ったハラル認証を受けた食材を使用しムスリムに絶大な支持を受ける焼肉店「渋谷 牛門」(東京都)、「ヴィーガン特別賞」としてベジタリアン・ヴィーガン対応料理のオプションが好評な京ゆば料理店「京ゆば処 静家 二条城店」の3店舗を選出。
 その他、ジャンル部門として、レストランジャンル別ランキング(和食、焼肉、鮨・寿司、しゃぶしゃぶ・すき焼き、鉄板焼き)上位各3店舗、予約者の国・地域部門として、予約者の国・地域別ランキング(アメリカ、香港、台湾、シンガポール、韓国、中国)上位各3店舗を選出した。

 一方、「SAVOR JAPAN」を通じて行われた飲食店の予約数は、コロナ前を大きく上回る水準で順調に推移し、2024年3月には過去最高を記録。その後も堅調に推移し、年間累計で前年比約2.3倍増になった。3月の花見シーズン、10~11月の紅葉シーズン、12月~1月のクリスマス~年末年始は需要が高まる傾向だが、シンガポールは冬、アメリカは夏がピークと国・地域別で異なる特徴も見られた。国・地域別では、香港、台湾、アメリカが全体を押し上げ、韓国、シンガポールも上昇した。特に欧米豪圏1位のアメリカは、昨年比約5倍と伸長。前年の79ヶ国・地域を上回る85ヶ国・地域からの予約実績があり、今後も伸長する見通しだ。
 人気ジャンル傾向として、「うなぎ」は前年比で約3.4倍と人気が急上昇。アジア圏でのうなぎブームの影響もあり、タイ、マレーシアでは最も人気の結果になった。和牛、ブランド牛の「焼肉」は、各国・地域で安定的に人気が高く、「和食」「寿司」など日本料理のジャンルも広く支持を集めた。その他、ベジタリアン・ヴィーガンオプションやハラルなど多様な食習慣に対応した飲食店の人気が高まっている。また、イタリアは「寿司」、フランスは「焼肉」が半数を占めるなど、同じ欧州でも好みが大きく異なった。
 今年のインバウンド市場は、春節(旧正月)、花見シーズンなどのイベントに加えて、大阪で開催される国際的なイベントも控え、外食需要もますます高まる見込みだ。
SAVOR JAPAN Best Restaurant Award:https://savorjapan.com/special/award/
 

(外食.Biz)
2025年01月29日更新

最新ニュース

ページのトップへ戻る