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「うまそう!!」と思わせる店頭づくり講座 次の日も記憶に残る店頭をつくる②

なにわの繁盛店指南師・川野秀哉氏が提唱する店頭集客論の第3回は、顧客の記憶に残して再来店を促すための店頭づくりがテーマ。その重要な位置にある戦略的POPのつくり方を踏まえ、「店頭集客de繁盛」を実現へ導く手法を伝授する。

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店頭POPの戦略が、繁盛店への道を拓く!
「仕掛け」のPOPでブログ掲載・クチコミに発展
POPに戦略を込め、繁盛店へ踏み出そう
店頭POPの戦略が、繁盛店への道を拓く!

「仕掛け」のPOPでブログ掲載・クチコミに発展

 

ぶた丼のPOPに書かれたコピーは、クチコミでの拡大を狙って、開発経緯や店舗側の意図をユニークに書き込んでいるいま、目の前のお客さんに「明石のたこ焼き」というメニューを提供したとしましょう。この「 料理 」 は、戦術そのものです。ここで店長が、「 本場の明石でも少なくなった貴重な明石蛸は、とても柔らかいのが特長です。今日は限定10食を用意しました 」 と話をすれば、お客さんはきっと料理を意識し、記憶にも残るでしょう。予期せぬ幸運に遭遇できたと知って、お客さんの心に強く印象付けられたのです。

 

さて、ひと言を添えた店長の狙いは何なのでしょう。それは、“ このお客さんが店を出て、自宅や会社で 「 明石のたこ焼き 」 について話してくれること ”。お店以外で自店の話をさせるように促すことです。見えない顧客をも見据えてアピールすることで、単に料理を出す行為を「店舗戦略のひとつ」に変えているのです。

 

豚公司では、「 ぶた丼 」 のコピーで実践しています。付加情報とお客さんの接触をPOPに担わせているのです。お客さんが店頭POPに書かれた情報を事前に読むと、自然と商品に集中し、プラスαの美味しさが感じられる。さらに、味に満足してくれたら、他人に話す時のネタにもなっているのです。「 美味しかった 」 だけではなく、「 大阪で帯広名物の豚丼が食べられるんや 」 「 厚めのカットやから肉汁がたくさん出て美味いんや」 と話してくださるはずです。実際に多くのブログでPOPのコピーが登場して、クチコミにも発展していきました。

 

開発秘話やウンチクなど味覚・食欲だけではなく、知識欲も満たす情報を載せたのが奏功したのです。また、ネットでの伝播も考えると、笑えるネタ・人に説明しやすい客観的なデータや情報というのも適しています。店頭や店内などクローズドな場でしか得られない情報であるほど、実際に触れた人は他人に話したくなるのです。

 

戦術から戦略へ~店舗の外で店の話題を促進する~




POPに戦略を込め、繁盛店へ踏み出そう


POPやポスターなどの店頭集客において、「 戦術 」とは、店先に来たお客さんに 「 食べたい 」 「 入ろう 」 とすぐに思ってもらうことです。「 戦略 」は、食べた後で、誰かに良い評判を伝えくれることになります。いずれにせよ、店頭で集客につながるきっかけとなるのは、本能に訴えかけること、つばを飲み込ませることなのです。

 

店頭POPに首を向けさせ、ひと目見てもらうだけでは何にもなりません。お客さんの心や頭に響いて、「 美味そう 」 「 食べてみよう 」 「 友達を連れてこよう 」 と思ってもらえた時にはじめてPOPが効果を上げるのです。そういう意味で、料理の写真や料理に関するコピーが、POPの最大の仕掛けとなります。

 

POPに仕掛けをするためには、メニュー開発に注力するのが効率的な手段となるでしょう。豚公司という豚料理専門店であれば、牛肉料理やデザートで奇をてらうのではなく、豚料理を深堀してツバを飲み込ませるというように、自店のコンセプトを明確に開発してください。その過程で、肉にこだわったのであれば、素材および料理のシズル感を出すよう写真に注力するのです。また、味付けに工夫したり、隠し味にこだわったりしていれば、お客さんに伝えたい情報は蓄積されていくはずです。実際に食べてくれたお客さんには、隠し味に何を使っているか教えたくなるでしょう。お客さんにしてみれば、飲食店での貴重な体験は記憶に残りやすいものです。それをPOPに応用すれば、話題のきっかけを呼び起こすことができるのです。

 

一度来てくれたお客さんが再び店頭に来た際に異なる理由で感動してくれたら、再来店の可能性はアップするはずです。それには、お店の想いをお客さんに継続的に伝える工夫が必須。POPやポスターの種類を増やしたり、更新頻度を上げたりすることで、お客さんの心を動かし続ける店舗戦略は、その一翼を担うことができるのです。継続的に戦略を続けるには、コストの問題が当然付いてまわります。内製により低コストで更新できるPOP・ポスターは、店頭のイメージを変え続けるには最も適した施策なのです。

 

POPに戦略を込めるという意識を実践に移して、繁盛店への道を歩きましょね。

 

店頭から繁盛へ導く 戦略的POPづくりのポイント

 

店頭で集客するには、店の存在・サービス内容の説明をするだけにとどまらず、料理の美味しさや楽しさ、さらには、その店でしか体験できない要素があると演出し、情報発信することが大切です。「 え~店 え~味 え~空気 」 の質を上げるために、あなたの店先を少しずつ変えるところからスタートしていきましょう。


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