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福島原発事故の影響で、政府が摂取と出荷制限を指示
外食店舗にも影響して独自調査も
政府は23日、福島第一原子力発電所事故の影響で、福島県産の農産物から食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質が検出されたとして、消費者に向け摂取制限の指示を出した。摂取制限となったのは、ホウレンソウ、キャベツ、小松菜などの葉物野菜とブロッコリー、カリフラワー等の花蕾(からい)類。原子力災害対策特別措置法に基づく摂取制限が発動されるのは初めてのこと。放射性物質が最も多かった野菜を10日間100gずつ食べ続けた時の放射線量は、1年間で自然に浴びる量の約半分に相当するだけだが、「早い段階から摂取を控えることが望ましい」という理由で摂取制限に踏み切った。外食チェーンでは、摂取制限・出荷制限の出ている農畜産物の産地を切り替えたり、独自調査に乗り出す動きが出ている。ただし、福島県産以外のキャベツやレタス、ブロッコリーなどには出荷制限も出ていない。風評被害を防ぐための冷静な対応が求められている。
(外食.Biz)
2011年03月24日更新
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