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リンガーハット、平成23年2月期は大幅増益
ニーズに合った店舗づくりと原価低減により

 リンガーハットは8日、平成23年2月期通期(2010年3月-2011年2月)の連結業績を発表、売上高は341億6400万円で前年同期比5.5%増となった。営業利益は15億7200万円(同68.4%増)、経常利益14億300万円(同79.1%増)、当期純利益は7億7700万円(同49.1%増)と大幅増益を記録した。2009年10月から実施した使用野菜の国産化が引き続き好調であった他、店舗立地特性によって多種多様なニーズに応えるため、グループの営業管理組織を地域別管理体制から利用形態別に一新。幹線道路沿いのロードサイド型、繁華街立地のビルイン型、フードコート型とそれぞれの特性に応じた営業戦略が奏功した。また、企業体質強化による高収益化も実践。生産の高効率化のために西日本エリアの生産拠点を佐賀工場に集約、さらに将来の1000店舗体制の布石として、富士小山工場隣接地を購入して新たに冷凍具製造ラインを新設するなど、東日本エリアへの物流コスト低減を進めた。生産技術部門では製造機械の内製化に取り組み、今後のさらなる製造コスト低減も見込んでいる。なお、次期業績予想は、東日本大震災および福島第一原発の損壊による電力供給事情の悪化や国産野菜を中心とした原材料調達への影響範囲を精査した上で発表する予定。

(外食.Biz)
2011年04月12日更新

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