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三光マーケ、平成25年6月期決算を発表
居酒屋業態の売上低下等により売上高減
三光マーケティングフーズは、平成26年6月期の業績を発表。売上高257億1200万円(対前年比0.7%減)、営業損失1億7900万円、経常利益1300万円(同99.3%減)、当期純損失7億8700万円であった。
居酒屋業態においては、居酒屋市場の縮小により客数減少が激しい中、これを食い止めるべく、店舗QSCの改善、商品のクオリティアップに取組んできた。一方で、他社との競合のみならず、自社競合の現状も踏まえ、将来観点から店舗精査を行い、16店舗のスクラップを決定。また、居酒屋業態再構築の検討に着手し、次期の本格稼動を見込んでいる。
東京チカラめし事業においては、積極的な出店をすると供に、多様な立地への出店を行い、量の拡大に遅れを取らぬ様QSCの改善を含め質的な面の強化を行ってきた。店舗展開については、ロードサイドや関西エリアを中心に60店舗の出店を行う一方で、18店舗の閉店。商品については、「焼き牛丼」等の改良による品質向上、定食メニューの拡大による選択肢の拡大、店舗オペレーションの見直しによる提供スピードの改善に取組んだ。商品原価については、米の仕入れ価格が高止まり状態、牛肉は米国産牛肉の月齢緩和による仕入れ価格改善を見込むも現地価格の高止まりと円安の影響による厳しい環境となった。
次期は、「居酒屋業態の再創出」と「東京チカラめし業態の確立」を経営課題に掲げ、経営資源を最適配分し事業に取組んでいく。「居酒屋業態の再創出」として、「東方見聞録」等の高価格業態については、素材や空間へのこだわりを軸にブランドとしての原点回帰に取組む。「金の蔵Jr.」等の低価格業態については、高価格業態への転換を含む業態の変更等を模索する。「東京チカラめし」については、一定規模の拡大が実現できたため、業態の確立に注力していく。
なお、平成26年6月期通期の業績は、売上高240億円(対前年同期比8.2%減)、営業利益4億円、経常利益4億円、当期純利益2000万円を見込む。
(外食.Biz)
2013年08月19日更新
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