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サッポロビール、ビール原料から動脈硬化予防効果成分を発見
天然物で世界初、CETP阻害による善玉コレステロール上昇を発見

 サッポロビールと北海道大学大学院の千葉仁志教授、伊敏助教は、「さっぽろバイオクラスター“BIO-S”」を通じて共同研究を行い、ビール原料のホップに含まれる「キサントフモール」に、動脈硬化予防効果があることを発見した。
 CETP(コレステリルエステル転送タンパク質)といわれるタンパク質の活性が阻害されると、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が上昇するが、今まで食品成分や天然物では、この作用による動脈硬化予防に効果がある成分は報告されていなかった。今回、天然物として世界で初めて、ビール原料のホップに含まれる「キサントフモール」が、CETP活性を阻害することにより、HDLコレステロールを上昇させる効果があることを発見した。
 今後、北海道大学の千葉仁志教授は、キサントフモールの脂質代謝への影響について、細胞、動物、ヒトのレベルで更に明らかにする予定。
 また、サッポロビールは、本研究成果を活かして、キサントフモールの食品や飲料への利用を検討し、サッポログループ全体で商品開発を行うことで、毎日の健康的な生活に貢献することを目指し、ビール原料の成分による様々な健康機能についての研究開発を進めていき、健康食品市場において、新たな提案につなげたいと考えている。

(外食.Biz)
2012年11月20日更新

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