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5月度のチェーンストア販売統計は2ヶ月連続のマイナス
食料品は“ごちそう需要”で惣菜は好調も相場安で農産品が苦戦

 日本チェーンストア協会は、会員企業57社・8067店の5月度チェーンストア販売統計を発表した。総販売額は1兆492億8301万円で、既存店ベースの伸び率を示す店舗調整後の前年同月比は98.8%と2ヶ月連続で前年比減となった。部門別では、食料品が6496億9646万円(同99.3%)、衣料品1086億4115万円(同94.8%)、日用雑貨品などの住関品が2217億654万円(同98.9%)、サービスは29億8799万円(同89.5%)、その他は662億5087万円(同100.2%)であった。
 5月度は、食料品はGWや母の日のごちそう需要で寿司、米飯等の惣菜が好調だったが、農産品が相場安の影響により不振となり苦戦した。衣料品は前半に低気温だったため、初夏物、夏物が苦戦し、後半の気温上昇で盛り返したものの前半の不振を取り戻せなかった。また、住関品も家電製品の季節品等が不振だったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は、2ヶ月連続のマイナスとなった。
 商品別の動きでは、農産品は、青果はカット野菜、ナス、トマトが好調だが、相場安の影響もあり、キャベツ、白菜、じゃが芋、玉葱などが苦戦した。果物は、メロン、イチゴが好調だったが、バナナ、柑橘類などが不調だった。
 畜産品は、和牛、国産牛、豚肉は好調だが、鶏肉は苦戦。ハム・ソーセージ、鶏卵も不調に終わった。
 水産品は、マグロ、カツオ、イカが好調だったが、不漁によりアジ、さわらなどが不調だった。ちりめん、海藻類は好調だった。
 惣菜は、温惣菜では、揚げ物、スナック類が好調だったが、中華、焼き物は不調だった。要冷惣菜では、和・洋惣菜とも好調、寿司、米飯も好調だった。
 その他食品は、米、袋ラーメンは好調。気温の上昇で飲料、アイスクリームも好調だったが、乳製品、漬物は不調だった。

(外食.Biz)
2013年06月21日更新

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