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幸楽苑、平成25年3月期第3四半期連結業績発表
売上高3.8%増と増収も経常利益66.2%減と大幅減益に
幸楽苑は、平成25年3月期第3四半期(4月~12月)の連結業績を発表。売上高272億4000万円(前年同期比3.8%増)、営業利益4億6800万円(69.0%減)、経常利益5億2500万円(66.2%減)、四半期純利益1億円(84.9%減)と増収も大幅な減益となった。
当期間中は、1000店舗体制実現と業界シェア拡大に向けた出展戦略に基づき、既存商勢圏内へのドミナント出店推進と、自社工場における主要食材の大量生産システムにより品質の差別化と低価格戦略継続とともに品質管理体制強化に努めた。新規出店の効果により売上高は増収を確保したが、既存店の不振、人件費増加、エネルギー単価の高騰等の影響により大幅な減益となった。当期末のグループ店舗数は前年同期比41店舗増の509店舗となった。
セグメント別には、主力のラーメン事業では、「マイスター制度(社内調理資格制度)」と「テーブル担当制(テーブル・サービス・レストラン型オペレーション)」を柱としたQSCレベル向上策に継続的に取組んだ。商品面では、季節商品、期間限定商品や海外初出店を記念した「タイ出店記念フェア」などを実施。店舗展開は、国内年間43店舗の新規出店計画に対し、当期間中に「幸楽苑」の直営店を44店舗出店、5店舗スクラップ・アンド・ビルド。7月に海外1号店となるタイ国・スクラマイ店をオープンさせた結果、前年同期比42店舗増の483店舗となった。セグメント売上高は263億700万円(前年同期比4.1%増)の営業利益19億2500万円(同33.3%減)となった。直営既存店の売上高は前年同期比6.6%減、客数は同7.0%減であった。
なお、平成25年3月期通期予想については、売上高369億9300万円(前年同期比5.1%増)、営業利益12億1900万円(同39.6%減)、経常利益12億4200万円(同40.1%減)、当期純利益3億7200万円(同52.0%減)を見込む。
(外食.Biz)
2013年01月31日更新
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