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JF、2012年暦年の外食産業市場動向を発表
2012年の全体売上は2年ぶりに前年を上回る
日本フードサービス協会(JF)は、会員企業を対象とした2012年暦年の外食産業動向を発表した。全業態トータルの年間の全店売上は、一昨年の東日本大震災の打撃から抜け出し、店舗数が1.8ポイント・客数が2.3ポイントの増加により101.6%と2年ぶりに前年を上回った。
業態別の売上は、「パブ/居酒屋」以外の業態ですべて前年を上回り、「ファーストフード」(101.1%)は2年ぶり、「ファミリーレストラン」(102.7%)は7年ぶり、「ディナーレストラン」(105.3%)は5年ぶり、「喫茶」(102.2%)、および「その他」(103.7%)は4年ぶりの前年超えとなる。「パブ/居酒屋」(99.5%)は4年連続して前年を下回った。また、ファミリーレストラン業態の焼き肉は、食中毒問題やセシウム汚染牛肉などの風評被害があった一昨年から大きく回復し、売上は前年比106.8%となった。
四半期動向では、全体売上は、震災の反動でプラスとなった「第1四半期」に大きく増加し、前年比104.7%となった。その後徐々に増加幅を縮小させ、「第4四半期」には99.1%と前年を下回った。業態別では、「ファーストフード」「パブ/居酒屋」以外は全四半期で前年を上回って推移した。
全体の客単価は、99.3%と年間を通して前年を下回った。業態別では「ファミリーレストラン」が全四半期で前年並みもしくは、前年を上回ったのに対し、「ファーストフード」は全四半期で前年を下回った。
また、全体の店舗数は101.8%と年間を通して前年を上回った。しかし、業態別では99.8%の「パブ/居酒屋」と98.8%の「ディナーレストラン」だけが年間計で前年を下回り、特に「ディナーレストラン」は全四半期で前年を下回った。
(外食.Biz)
2013年01月30日更新
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