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ペッパーフードサービスが業績予想を下方修正、第2四半期は赤字転落へ

 ペッパーランチを展開するペッパーフードサービスは14日、今年2月に公表した業績予想を下方修正、平成22年12月期第2四半期業績で赤字に転落すると発表した。前回発表の予想では、売上高29億7700万円、営業利益5200万円、経常利益4500万円であった。修正後は売上27億4200万円、営業損失600万円、経常損失は5100万円となる模様だ。なお、今回の修正に伴い、平成22年12月期(平成22年1月-12月)の通期個別業績予想数値についても、売上高54億2700万円(当初予想の10.0%減)、営業利益9700万円(同33.1%減)、経常利益4000万円(同70.1%減)となる見込み。

 下方修正の理由については、主力であるペッパーランチ部門の低迷が主因。高品質な商品をスピーディーに提供するという原点に立ち戻るため、ステーキ肉については加工肉から正肉へ切り替えを進めたが、「消費者の低価格志向が定着する中で、ニーズに合わせた商品の投入が遅れたことから、売上高が伸び悩んだ」としている。また、不採算店舗の閉店を進め、営業外費用として撤退に伴う損失が3900万円発生。ペッパーランチ部門及びレストラン部門の一部の店舗で売上高が大幅に未達であったことなどから減損損失が発生して赤字転落となった。同日に発表された6月月次実績でも、ペッパーランチ既存店の対前年比売上は74.6%となり、客数も75.7%に留まった。売上と客数のいずれもが6ヶ月連続で70%台と低迷している。

(外食.Biz)
2010年07月15日更新

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