
マイナビは、アルバイト・パート求人情報サイト「マイナビバイト」に掲載された求人広告データを集計した2026年6月度アルバイト・パート平均時給レポートを発表。全国平均時給は、1,296円(前月比-5円/前年同月比+1円)と、前年同月から1円増加し、高水準を維持している。
職種(大分類)別では、「飲食・フード」は1,207円(同-1円/+33円)、「レジャー・アミューズメント」は1,286円(同-11円/+92円)だったが、ホテルや家電量販店など、インバウンド需要の影響を受けやすい「販売・接客・サービス」は1,249円(同+8円/+67円)と過去最高額を更新した。訪日外国人観光客数が堅調に推移していることなどを背景に、人材需要が引き続きみられることも、時給上昇につながっている可能性が考えられる。また、「警備・清掃・ビル管理」も1,225円(同+17円/+47円)となり、過去最高額となった。同職種は慢性的な人手不足が続いていることに加え、夏の花火大会や各種イベントの開催を控えた警備需要の高まりなどもあり、繁忙期に向けた人材確保の動きが時給上昇につながった可能性がうかがえる。そのほか、前月比では全16職種のうち8職種が増加、7職種が減少、1職種が横ばいとなった。前年同月比では、12職種が増加し、4職種が減少した。
エリア別平均時給をみると、「関東」1,363円(同-2円/+8円)、「関西」1,284円(同-9円/-5円)、「東海」1,265円(同-5円/+2円)、「北海道・東北」1,192円(同-14円/-15円)、「甲信越・北陸」1,216円(同-3円/-30円)、「中国・四国」1,205円(同-22円/+20円)、「九州・沖縄」1,193円(同-8円/-7円)と全7エリアで前月を下回った一方、3エリアで前年同月を上回った。「北海道・東北」は7エリアの中でもっとも低い水準となり、「九州・沖縄」とともに全国平均(1,296円)を100円以上下回った。これらのエリアでは、最低賃金が全国でも低い傾向にあり、アルバイト就業者において、「最低賃金の地域格差を感じる」と回答した割合が高く(同社調べ)、地域ごとの賃金水準の違いを実感している就業者が一定数いる可能性がある。
なお、各エリアの「飲食・フード」の平均時給は、「関東」が1,271円(前年同月比+2.8%)、「関西」が1,198円(同+2.7%)、「東海」が1,191円(同+2.8%)、「北海道・東北」が1,124円(同+3.0%)、「甲信越・北陸」が1,155円(同+3.0%)、「中国・四国」が1,136円(同+4.1%)、「九州・沖縄」が1,127円(同+4.2%)であった。
職種別では、「飲食・フード」(1,118円)、「販売・接客・サービス」(1,125円)、「軽作業」(1,165円)で過去最高額を更新しており、全体の平均時給は前年を下回る一方で、一部職種では時給上昇の動きもみられている。今後、長崎県では大型半導体関連工場の稼働も予定しており、地域の雇用環境や時給動向にどのような影響を与えるのか注目される。
(外食.Biz)
2026年07月29日更新