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マイナビ、2026年4月度の全国アルバイト・パート平均時給レポートを発表
全国平均時給は6ヶ月ぶりに前月を上回るも、「飲食・フード」は9ヶ月ぶりに前月を下回る

 マイナビは、アルバイト・パート求人情報サイト「マイナビバイト」に掲載された求人広告データを集計した2026年4月度アルバイト・パート平均時給レポートを発表。全国平均時給は、1,301円(前月比+5円/前年同月比+5円)と、6ヶ月ぶりに前月を上回ったが、昨年と比較すると上昇幅は緩やかになっており、春闘による賃上げがアルバイト・パート時給に波及する動きは、現時点で限定的とみられる。
 職種(大分類)別では、「飲食・フード」は1,208円(同-2円/+38円)と、前年同月は上回ったものの、9ヶ月ぶりに前月を下回り、過去最高額の更新はならなかった。その一方で、「レジャー・アミューズメント」は1,280円(同+23円/+72円)、さらに、「販売・接客・サービス」も1,238円(同+16円/+68円)でそれぞれ過去最高額を更新した。インバウンド需要の影響や夏の繁忙期を見据えた人員確保が進み、時給引き上げにつながったとみられる。そのほか、前月比・前年同月比ともに全16職種のうち12職種が増加、4職種が減少となった。

 エリア別平均時給をみると、「関東」1,366円(前年同月比+3円/0.2%)、「関西」1,292円(同-2円/0.2%)、「東海」1,264円(同+14円/1.1%)、「北海道・東北」1,200円(同+20円/1.7%)、「甲信越・北陸」1,210円(同-10円/0.8%)、「中国・四国」1,218円(同+31円/2.6%)、「九州・沖縄」1,197円(同+6円/0.5%)と全7エリア中5エリアで前年同月を上回った。特に、「中国・四国」は、+31円と増加額が最も大きかった。エリア全体として、直近では緩やかな上昇がみられるものの、前年の9~10月に最高額を更新して以降は、それを下回る水準で推移している。高水準を維持しつつも、時給上昇の動きにはやや落ち着きが見られる。
 なお、各エリアの「飲食・フード」の平均時給は、「関東」が1,273円(前年同月比+3.2%)、「関西」が1,200円(同+2.9%)、「東海」が1,185円(同+2.9%)、「北海道・東北」が1,124円(同+4.5%)、「甲信越・北陸」が1,145円(同+3.2%)、「中国・四国」が1,132円(同+4.6%)、「九州・沖縄」が1,126円(同+4.8%)であった。
■今月のTOPIC…観光価値の発信に向けた独自の取り組みを進める秋田県に着目
 県内の観光名所や名産の魅力の周知に向け、旅行・宿泊料金を補助する旅行支援キャンペーンが実施されている秋田県の平均時給は1,141円となった。職種(大分類)別では、「飲食・フード」が1,079円(前月比+10円/前年同月比+53円)、「販売・接客・サービス」が1,107円(同+22円/+71円)で過去最高額となっている。今後の観光関連キャンペーンの促進や需要の高まりによって、関連する飲食・サービス・清掃等の職種ではさらに時給が引き上げられる可能性も考えられるため、注視していきたい。
■観光資源を活かした地域ブランディング進展で、時給水準の底上げにつながる可能性も
 同社キャリアリサーチラボ研究員の嘉嶋麻友美氏は、『今回の調査では、全国平均時給は6ヶ月ぶりに前月から増加へと転じました。一方で、前年同月の増加幅と比較すると、春闘による平均賃上げ率が前年をわずかに下回ったことなどを背景に、2026年は緩やかな動きに留まりました。職種別に見ると、「販売・接客・サービス」が過去最高額を更新しました。4月は、海外の休暇期間であることや円安などの影響から、インバウンド需要が高まる時期です。そのため、観光関連職種を中心に人材確保の必要性が高まり、時給を引き上げる動きがみられたと考えられます。こうした動きは秋田県など一部の都道府県でも見られています。観光資源を活かした地域ブランディングが進展すれば、労働需要が高まり、時給水準の底上げにつながる可能性があるのではないでしょうか。』とコメントした。
 

(外食.Biz)
2026年05月28日更新

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