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ホットペッパーグルメ外食総研、東名阪三大都市圏の5月度外食市場動向調査
外食市場規模は前年比+175億円の3137億円、19年比は96.9%とコロナ禍以降で最も回復

 リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女7,684人(有効回答数)を対象とした2025年5月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
 3圏域合計の外食市場規模は、前年同月比+175億円の3137億円と前年を上回った。市場規模の19年同月(コロナ禍前)比は96.9%で、コロナ禍以降で最も回復した。外食実施率の19年比は前月より後退したが、外食頻度が前月より改善したことで、延べ外食回数の19年比が81.0%と前月(80.4%)を上回り、さらに外食単価(2,924円)は19年比119.6%と、単月では過去最高の伸び率になったことが、市場規模の回復につながった。
中分類の市場規模19年比は、食事主体業態・計が103.6%(前月92.5%)とコロナ禍前水準を上回り、飲酒主体業態・計が86.1%(同81.0%)、軽食主体業態・計が98.7%(同109.2%)であった。
 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減+48億円)、「中華料理店」(同+24億円)、「ファミリーレストラン、回転すし等」(同+24億円)等、主要16業態中13業態で前年を上回った。「居酒屋」(延べ外食回数+110万回/外食単価+33円)、「中華料理店」(同+18万回/226円)、「ファミリーレストラン、回転すし等」(同+57万回/102円)等、過半数の9業態で延べ外食回数と外食単価の両方が前年を上回った。また、19年比では、「その他の各国料理店」(144.7%)、「アジアン料理店」(121.0%)等、過半数の9業態でコロナ禍前を上回る市場規模を記録した。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:68.6%(前年比-0.6pt) ②外食頻度:3.97回/月(同+0.22回) ③外食単価:2,924円(同+32円) ④外食市場規模:3137億円(同+175億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:68.0%(前年比-1.0pt)、関西圏:70.1%(同+1.0pt)、東海圏:68.3%(同-1.7pt)
②外食頻度…首都圏:4.18回/月(同+0.28回)、関西圏:3.75回/月(同+0.06回)、東海圏:3.54回/月(同+0.21回)
③外食単価…首都圏:3,110円(同+104円)、関西圏:2,797円(同-34円)、東海圏:2,328円(同-177円)
④外食市場規模…首都圏:2026億円(同+176億円)、関西圏:778億円(同+13億円)、東海圏:333億円(同-14億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲は、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外の都道府県や海外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出

 

(外食.Biz)
2025年07月03日更新

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