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ムジャキフーズ、経営者を対象に業務委託に関する意識調査を実施
“任せる”という選択肢に共感広がる!経営者の約半数が「雇用以外」も視野に
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一等地で開業する「トラスト方式」で独立をサポートしているムジャキフーズは、現在店舗物件を所有し、経営している全国の20~70歳男女440人を対象に、「業務委託」に関する意識調査を5月9日~16日に実施した。本調査は、店舗運営において「雇用」が一般的とされる現代において、経営者が「業務委託」という形態をどのように捉えているか、また、その実態や可能性を把握することを目的として実施したもの。
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■経営者の約5割が他人に店を任せることに前向きな意向
自分の代わりに店の運営を担ってくれる人がいたらと考えたことがあるかの問いに対し、「明確に任せたい」と考えた人は約15%、さらに「なんとなく思ったことがある」層まで含めると、全体の約50%が“誰かに任せる”という考え方であり、経営者の間で自然な選択肢のひとつであることが分かる。これは、「経営=自分でやるもの」という常識の枠を越えて、“任せる”というスタイルに共感や関心を抱く層がすでに一定数存在していることを示している。
■「雇用」ではなく「業務委託」ならではの柔軟で対等な関係性に共感の声
「雇用」ではなく「業務委託」で店舗の運営を任せることのメリットとして、魅力的だと感じるものはあるかに関して、業務委託の魅力として最も多く挙がったのは「店舗運営の方針を任せやすい」という柔軟性だった。さらに、「固定人件費を抱えずに済む」「スキルや責任感のある人と対等な関係で仕事ができる」「働く側の意欲が高く、店にオーナーシップを持ってくれる」といった点にも支持が集まり、ただの外注ではなく、仲間として運営を支えてくれる存在に魅力を感じている人も多いことが明らかになった。
■自分の店舗を任せたい相手を思い描く経営者が増えている
自分の店舗に、「自分の裁量で運営したい人」や「いつか自分の店を持ちたい人」を迎え入れることについて、どう思うかに関しては、「積極的に迎え入れたい」「条件次第では検討したい」と、前向きに受け入れたい・条件付きで検討したいとする経営者は全体の約30%にのぼった。さらに、2割強を占める「興味はあるが不安が大きい」とする層も加えると、半数以上が任せることに対して可能性を感じながら模索している段階にあると言える。これは、任せることに対するニーズが決して小さくない一方で、具体的な仕組みや信頼関係の築き方への不安が、踏み出す障壁となっている現状を示唆しているのでは。
■店舗運営を他者に任せた場合の未来像は、自身の人生やキャリアの自由度が高まることへの期待
店舗運営を他者に任せた場合の未来像を自由に聞いたところ、最も多かったのは「時間的余裕ができる」「休息や家庭の時間が増える」「他の事業に挑戦できる」といった、経営者自身の人生やキャリアの自由度が高まることへの期待だった。
■まとめ
本調査からは、業務委託という選択肢にすでに魅力を感じている経営者が一定数いる一方で、まだそのメリットを十分に知らない層も多いことが明らかになった。実際のニーズと選択の間に「情報の壁」があることは、多くの経営者が柔軟な運営スタイルに踏み出せない要因のひとつといえる。情報が届き、メリットを認識してもらうことで、“任せる”という選択肢が、もっと多くの経営者にとって現実的な手段になるはず。そして、「任せたい人」と「任されたい人」が安心してつながり、より自由で持続可能な経営の形が広がっていくことが、社会全体の前進にも繋がるといえるだろう。
■お店と料理人が売上計画や経歴で繋がることができる、マッチングサービス「店タク」
「誰かに任せたいけれど、不安がある」「雇用以外の選択肢がわからない」といった声に応えるべく、同社が展開する「店タク」は、腕のある職人と活躍できる場をつなぐマッチング型のコミュニティサービスとして、2020年12月にスタート。昨年7月のリニューアルでは、本人確認機能やセキュアなオンライン契約締結・決済機能などを新たに導入し、ユーザーが安心してやり取りできる環境を整備し、“任せたい”と“挑戦したい”の出会いを、より安全かつスムーズに実現できるサービスへと進化した。
「店タク」:
https://ten-taku.com/
(外食.Biz)
2025年06月12日更新
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