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農林水産省、「大人の食育」を推進する官民連携食育プラットフォームを創設
食育活動に取り組む主体が連携することで、大人の消費者の食や農への理解醸成と行動変容を目指す
農林水産省は、大人の消費者に、改めて食や農に対する理解を深めてもらい、健康的な食事をとって、楽しい食の時間を過ごしてもらうとともに、食卓と生産現場の距離を縮めるため、民間企業等と連携して「大人の食育」を推進する体制(プラットフォーム)をスタートし、参画企業等の募集を開始した。
朝食の欠食、栄養バランスがとれていない食生活、食に対する関心の低下、農の現場や食品製造の実態を知らない人の増加など、食を取り巻く様々な課題がある中、大人の消費者に対する食育(大人の食育)がこれまで以上に大切になっている。そこで、日頃から消費者と接する機会の多い食品関連事業者等とともに、食に関わる様々な主体が連携して「大人の食育」を推進する官民連携食育プラットフォームを創設する。
官民連携食育プラットフォームでは、様々な形で食育活動に取り組む主体が連携することで、大人の消費者の食や農への理解醸成と行動変容を目指す。各社による食育活動の発信や、企業間の取組連携のほか、国・地方の行政、教育関係者、農林漁業者などとの新たな連携の創出により、様々な形で大人の消費者への働き掛けを進める。特に、「朝食を食べよう」、「バランスよく食べよう」、「食や農の現場を体験しよう」など、具体的なテーマを決めて、各テーマの下で様々な関係者が取組を展開したり、消費者の行動変容につながるモデル的なプロジェクトに取り組んだりすることなどを検討している。
食育に取り組む企業等であれば参加が可能。食育に取り組む企業等と情報交換や研究会なども行う予定。食生活を豊かで健康的なものとし、楽しい食の時間を創出しながら、生産現場とつながりのある食卓を実現するために一緒に取り組んでいける企業等を募集する。
なお、官民連携食育プラットフォーム設立のキックオフとして、設立総会およびキックオフシンポジウムを6月27日(13:30~15:30)に農林水産省にて開催する。会場への参加は本プラットフォーム会員のみ可能だが、当日の様子はYoutubeで配信(配信URLは官民連携食育プラットフォームウェブサイトに掲載)する予定だ。
申込フォーム:
https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/syouan/hyoji/otona_syokuiku.html
(外食.Biz)
2025年06月11日更新
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