トピックス
ホットペッパーグルメ外食総研、職場の飲み会に対する期待と参加実態_実態編
忘年会・送別会・歓迎会が職場の飲み会の実施トップ3、忘年会は参加割合・今後の意向を併せた3冠に
.jpg)
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏で、忘・新年会や歓送迎会など職場の飲み会に対する期待と参加実態等についてアンケートを実施し、就業者について集計した結果を発表した。概要偏に引き続き実態編を掲載する。
■過去1年の職場の飲み会、実施トップ3は「忘年会」「送別会」「歓迎会」も実施割合は大幅に減少
過去1年以内に行われた職場の飲み会を聞いたところ、最多は「忘年会」で35.3%の実施割合であった。2位は「送別会」で22.9%、僅差で3位が「歓迎会」で22.0%であった。トップ3は17年調査と順位は変わらないが、各会の実施割合はいずれも大幅に減少している。「どれもない」は増加し、何らかの会があった割合は17年調査では約75%から今回は約60%に減っている。就業状況別では、トップ3の会の実施は「正規雇用・契約・役員以上」では、他の雇用形態より割合が高かったが、「派遣・パート・アルバイト」「自営・業務委託・その他」では「どれもない」の割合が高くなっている。
■参加割合でも「忘年会」「送別会」「歓迎会」が多く、出席率は一概に減少はせず
職場の飲み会への参加割合についても、最多は「忘年会」(28.9%)で、2位は「送別会」(19.2%)、3位は「歓迎会」(18.4%)であったが、いずれも17年調査から数値は大幅に減少している。ただし、出席率の面では同17年比で会により増減が入り混じっており、会社宴会は近年減少傾向と言われている中で、開催の減少が主な要因であることがわかる。また、就業状況別では、実施割合同様にトップ3の会への参加は「正規雇用・契約・役員以上」が、他の雇用形態より割合が高く、「派遣・パート・アルバイト」「自営・業務委託・その他」では「どれもない」の割合が高くなっている。
■年間でいずれかの職場の飲み会に参加した人は52.6%、会の開催があった人に限ると87.9%
職場の飲み会への参加について、今回調査では「参加必須の飲み会」「参加自由の飲み会」で分けて聴取した。「いずれかの会に参加した」人は全就業者中では52.6%だが、何らかの会の開催があった人ベースでは87.9%であった。全就業者中で「参加必須の飲み会」のみ参加したという人は9.1%と意外に少数で、17年比で職場の飲み会の実施割合が大きく減少している割には、強制されなくても出席率は極端に低いわけではないことが読み取れる。
■今後参加したい職場の飲み会も1位は「忘年会」、「どれも参加したくない」人は増加
今後参加したい職場の飲み会の1位も23.3%で「忘年会」であった。実施割合、参加割合と併せて3冠を達成し、職場の飲み会の代表格と言えそうだ。性年代の傾向を見てみると実施割合、参加割合と同様に20代以外では、男性のほうが女性より積極的な参加意向がある。特に参加意向が低いのは女性の40代以上だ。今後参加したい職場の飲み会は「どれもない」が約半数、ないし、過半数と目立っている。また、17年調査との比較では、いずれの会についても参加意向が下がっており、「どれもない」が過半数の56.2%と17年調査の42.6%から大幅に増加している。
(外食.Biz)
2025年06月10日更新
最新ニュース