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ホットペッパーグルメ外食総研、職場の飲み会に対する期待と参加実態_概要編
ポジティブなイメージが2017年比で後退、女性ではネガティブイメージが優勢

 リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏で、忘・新年会や歓送迎会など職場の飲み会に対する期待と参加実態等についてアンケートを実施し、就業者について集計した結果を発表した。外食ドットビズでは、概要偏と実態編の2回に分けて掲載する。
■職場の飲み会、ポジティブなイメージが17年比で後退。女性ではネガティブイメージが優勢
 まず、職場のメンバーとの飲み会についてのイメージを聞いたところ、ポジティブなイメージとしては、「普段会話しない人と会話できる」が最多で30.4%、次いで「上司、同僚、部下の人物理解が進む」(25.2%)、「おいしいものが食べられる」(24.6%)が2位・3位で続いた。トップ3を含め多くの選択肢で数値が2017年1月調査比で後退した。一方、ネガティブなイメージとしては「気を使い、くつろげない」が最多の36.3%、「かえってストレスがたまる」(29.2%)、「プライベートな時間が削られる」(28.5%)が2位・3位で続いた。性年代別では20~50代女性でネガティブなイメージの数値が多くの項目で高く、女性はややネガティブなイメージが優勢であるようだ。
■「派遣・パート・アルバイト」「自営・業務委託・その他」では、ネガティブなイメージが優勢
 職場の飲み会について、ポジティブなイメージの選択肢とネガティブなイメージの選択肢をどのように選んだかをまとめた。2025年調査ではポジティブなイメージ・計(70.4%、17年81.2%)がネガティブなイメージ・計(70.2%、17年76.2%)と拮抗している。傾向として、男性ではポジティブなイメージ・計が他方を上回る年代もあったが(20・30・60代)、女性では全年代でネガティブなイメージ・計が他方を上回った。また、就業状況別では「正規雇用・契約・役員以上」ではポジティブなイメージ・計が他方を上回ったが、「派遣・パート・アルバイト」「自営・業務委託・その他」ではネガティブなイメージ・計が他方を上回った。
■期待すること1位は「コミュニケーションの場」も、17年比では10pt以上減少
 職場の飲み会に期待することの1位は「コミュニケーションの場」(40.3%/17年51.0%)であったが、17年比では10ポイント以上減少している。2位は「個人では行けないような店、料理を味わう」(26.4%/28.9%)、3位は「会社や職場の経費での実施」(25.6%/24.7%)であった。一方、「期待することはない」が33.1%と17年の23.8%よりも増加している。性年代別では、20・30代女性で「個人では行けないような店、料理を味わう」「会社や職場の経費での実施」の期待が他の年代より高かった。

【本調査概要】
調査内容:職場メンバーとの飲み会のイメージや期待すること、この1年間の職場の飲み会の実施・参加状況、今後の参加意向などを聴取
調査対象:首都圏・関西圏・東海圏に住む20~69歳男女(マクロミルの登録モニター)
調査期間:4月1日~4月11日
有効回答数(就業者):5,839件(首都圏2,968件・関西圏1,545件・東海圏1,326件)
 

(外食.Biz)
2025年06月09日更新

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