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ホットペッパーグルメ外食総研、有職者のランチ実態調査_概要編
平日ランチ、「自炊」が5年連続で最多、20代男性で「外食店内での食事」が増加

 リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏の平日のランチの実態についてのアンケート調査を実施。うち有職者(職業が「公務員」「経営者・役員」「会社員」「自営業」「自由業」の人)のランチについて集計を行った。外食ドットビズでは、「概要編」と「予算等編」の2回に分けて掲載する。
■平日のランチ、「自炊」が5年連続で最多、「弁当」が3位から2位に上昇、節約志向の表れか
 有職者に、先週の平日のランチはどのように食事をしたか聞いたところ、「自炊または家族等が作った食事」(31.1%)が5年連続で最多となった。次いで同率2位が「自分、または家族等が作った弁当」「小売店(コンビニやスーパーマーケット等)や飲食店で購入した食事」(各20.7%)、4位が「社食、学食」(8.5%)、5位が「外食店内での食事」(7.7%)であった。2023年5月に新型コロナウイルスが5類に移行して以来、順位や回答割合の変動は少ない。3位から2位にランクアップしたこともあり「自分、または家族等が作った弁当」の比率が前年からやや増加(19.2%→20.7%)しているが、これは物価高における節約志向の影響も考えられる。性年代別では、「自分、または家族等が作った弁当」では20・30・40代と60代女性(各29.0%・29.9%・29.2%・27.7%)が、「外食店内での食事」では50・60代男性(各10.0%・11.4%)が、他の性年代より高かった。
■ほとんどの食べ方で「増えた」人が前年比で減少するも、20代男性で「外食店内での食事」が増加
 次に、1年前と比べて、平日のランチの頻度が「増えた」「やや増えた」ものを聞いたところ、「増えたものはない」を除くと、「自炊または家族等が作った食事・弁当」(17.5%)が調査開始以来6年連続で最多であったが、選択肢の食べ方のほとんどは前年より割合が減少している。唯一、外食の「小売店でその場でイートイン」の割合だけは前年と変わりない。性年代別に見ると、「自炊、または家族等が作った食事・弁当」の頻度が「増えた」回答者の割合は、他の性年代に比べて20・30代女性(各32.1%・26.4%)で高い。また20代男性は、多くの食べ方について、頻度が「増えた」割合が、他の性年代よりも高い。特に「外食店内での食事」が「増えた」割合が増加(13.7%→17.4%)している。

【本調査概要】
調査方法:三大都市圏の20~69歳を対象にした2月度「外食市場調査」内で、平日ランチに関する調査も実施し、このうち「有識者」を抽出して集計
調査期間:2月28日~3月11日
有効回答数:4,225件(首都圏2,235件・関西圏1,117件・東海圏873件)
 

(外食.Biz)
2025年04月30日更新

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