トピックス

吉野家HD、2025年2月期(2024年3月~2025年2月)の連結業績を発表
セグメント別売上高は、吉野家が9.0%増、はなまるが5.5%増、海外が2.9%増に

 吉野家ホールディングスは、2025年2月期 通期(2024年3月~2025年2月)の連結業績を発表。売上高2049億8300万円(対前年同期比9.3%増)、営業利益73億600万円(同8.4%減)、経常利益79億9500万円(同7.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益38億300万円(同32.1%減)であった。
 既存事業の業態進化の取組みとして、「吉野家」は既存店舗の積極的なクッキング&コンフォートへの改装、「はなまる」は「つくりたて」を実現させるべくテーブルオーダーの検証を開始。また、「吉野家」「はなまる」におけるクレジットカード端末の導入など、店舗運営のシステム化を積極的に進めている。海外においては、アメリカ、中国ともに現地経済の影響を受けているが、価格戦略、メニュー構成の見直しなどに継続して取り組んでいる。これらの施策の効果により全社既存店売上高は、前年同期比5.7%増となった。内訳は吉野家7.4%増、はなまる8.1%増、海外4.6%減(現地通貨ベース)。
 また、成長事業の強化の取組みとして、今後の事業ポートフォリオ戦略においてラーメン事業を次なる柱と位置付けている。ラーメン店向けの麺、スープ、タレなどの商材の開発、製造、販売を行っている宝産業に加えて、北海道産小麦を使用したこだわりの「自家製麺」と高純度の鶏スープを使った「鶏白湯スープ」が支持されているキラメキノ未来の株式を取得し子会社化した。今後は、ラーメン事業においてシナジーを活かして、規模拡大に邁進していく。グループ店舗数は、国内75店、海外97店を出店した結果2,821店舗となった。
 セグメント別の業績は、1,259店舗を有する「吉野家」が売上高1378億4百万円(前年同期比9.0%増)、セグメント利益77億90百万円(同3.0%減)。415店舗を有する「はなまる」は、売上高308億52百万円(同5.5%増)、セグメント利益20億5百万円(同16.3%増)。998店舗を有する「海外」は、売上高278億75百万円(同2.9%増)、セグメント利益12億14百万円(同47.0%減)であった。海外の既存店売上高前年同期比は、アメリカ3.8%減、中国6.8%減、その他アセアン地区3.0%減、海外合計4.6%減(現地通貨ベース)となった。
 なお、2026年2月期 通期(2025年3月~2026年2月)の連結業績予想は、売上高2250億円(対前年同期比9.8%増)、営業利益74億円(同1.3%増)、経常利益80億円(同0.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益42億円(同10.4%増)を見込む。
※海外は暦年決算のため1月から12月の実績
 

(外食.Biz)
2025年04月16日更新

最新ニュース

ページのトップへ戻る