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ぐるなび、「日本人の食に関する意識・実態調査」_意識編
フードシェアリングや鮮度保持技術などフードテックへの積極的な意向を確認
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ぐるなびは、価格高騰や節約志向、食品ロスへの意識の高まりなど、食を取り巻く環境変化を受け、20代~60代のぐるなび会員2,199名を対象に、「日本人の食に関する意識・実態調査」を2月9日~12日にWEBアンケートで実施した。実態編に引き続き意識編を掲載する。
■食に関する意識、できるだけ安いものを選んだり、食品ロス削減などを気にしているよう
自身や家族の食生活や食事の考え方について、どうありたいと思うかに関しては、「特売品、値引き商品など、安い商品があれば優先して購入したい・計(かなりあてはまる40.9%+あてはまる41.3%)」(82.2%)、「食材は使い残しのないように考えた買い物をする・計」(79.0%)、「価格を比較して少しでも安いものを選びたい・計」(75.7%)、「できるだけ新鮮なものを選びたい・計」(80.8%)、「栄養が偏らないような食事をしたい・計」(79.4%)、「家族が健康に暮らせるように意識した食事をしたい・計」(78.1%)、「食品ロスを減らすために意識して食材を選択したい(てまえどりなど)・計」(62.7%)などと、できるだけ安いものを選んだり、食品ロス削減、家族の健康や栄養面、食材の質(国産や旬)を気にする様子がみられた。また、気候変動や物価高騰への対応については、考えが分かれる様子もみられ、今置かれている環境に合わせながらも、健康や質にこだわりたいが、これまで通りの生活を続けたいと考える様子もみられた。
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■「こうありたい」と思うイメージの実現に関してはポジティブ回答がネガティブ回答を上回る
前問で回答してもらった「こうありたい」と思うイメージについて、どの程度実現できているかに関しては、かなり実現できている」は2.6%と多くはないものの、「できている・計(かなり実現できている2.6%+まあ実現できている39.3%)」(41.9%)とのポジティブ回答が、「できていない・計(まったく実現できていない2.7%+あまり実現できていない17.0%)」(19.7%)とのネガティブ回答を大幅に上回る結果となった。
■本当はしたいけどできていないこと、「栄養が偏らないような食事をしたい」がトップ
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前問で「こうありたいと思う」イメージを「かなり実現できている」以外を選択した人(n=2,141)に、自身や家族の食生活や食事の考え方について、実現したいのに実現できていないと思うものを選んでもらったところ、「栄養が偏らないような食事をしたい」(27.3%)、「物価高騰による影響を気にせずこれまで通りの食生活を続けたい」(20.8%)、「災害時にも困らないように普段から食材を備蓄して使いまわしたい」(18.1%)、「多少高くても、安全安心な食品を購入したい」(17.6%)、「家族そろって食事をする」(16.9%)が上位回答であった。
また、実現したいのにできていないことについて、実現している飲食店があったら、そのお店で飲食することで、叶えたいと思うか聞いたところ、「そう思う・計(かなりそう思う6.0%+そう思う42.7%)」(48.7%)と約半数が回答した。この結果から、食品ロス削減や健康、食材の質(国産や旬)の担保ができている飲食店へのニーズが高まる可能性があると思われる。
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■「フードテック」で積極的に取り入れたいのは「フードシェアリング」など
食分野の課題を解決するための最先端技術「フードテック」が注目されているが、積極的に取り入れたいと思うか聞いたところ、「フードシェアリング(廃棄予定の食材、食品をお得に販売、購入する仕組み)・計(積極的に取り入れたい26.0%+取り入れてもよい53.0%)」(79.0%)や、「密封・真空技術を利用して従来よりプラスチック使用量を削減して、鮮度保持が可能になった食材・計」(84.0%)、「特殊な冷凍技術で鮮度を保持して運ばれた食材」(82.0%)などで、取り入れ意向が高くなった。一方、「ゲノム編集技術を用いた品種改良食材(魚等)・計」(38.6%)、「昆虫食・計」(17.0%)といったところはまだ受け入れ率は低いものの、間接的な最先端技術から取り入れることができそうだ。
(外食.Biz)
2025年04月15日更新
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