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帝国データバンクは、2025年3月の企業倒産件数(負債1000万円以上の法的整理が対象)について集計し、分析を行った。倒産件数は875件(前年同月比0.6％増)と、戦後最長を更新し35ヶ月連続で前年同月を上回った。3月としては3年連続で前年を上回るとともに、800件台となった。また、負債総額は973億8600万円(同26.2％減)と、5ヶ月ぶりに前年同月を下回った。負債｢1億円以上｣の倒産が減少したこともあり、7ヶ月ぶりに1000億円を下回った。.jpg)
業種別にみると、7業種中3業種で前年同月を上回った。｢サービス業｣(前年同月202件→239件)が最も多く、全体を押し上げた。次いで、｢小売業｣(同193件→176件)、｢建設業｣(同175件→171件)が続いた。｢不動産業｣(同28件→31件)は、4ヶ月連続で前年を上回った。｢運輸･通信業｣(同48件→28件)は5ヶ月連続で、｢小売業｣は2ヶ月連続で前年を下回った。.jpg)
■規模別:負債額『1億円以上』が前年同月を下回り、中小零細規模の増加が目立つ.jpg)
業歴別にみると、｢30年以上｣が293件(前年同月274件)で最も多く、全体の33.5％を占めた。このうち、老舗企業(業歴100年以上)の倒産は9件(同5件)発生した。業歴10年未満の｢新興企業｣(3年未満･前年同月32件→26件/5年未満･同62件→54件/10年未満･同190件→166件)は246件(同284件)と、3年1ヶ月ぶりに前年を下回った。内訳を業種別にみると、｢サービス業｣(同82件→93件)が最も多く、｢小売業｣(同68件→56件)、｢建設業｣(同61件→45件)が続いた。.jpg)
地域別にみると、9地域中6地域で前年同月を下回った。｢関東｣(前年同月304件→299件)が最も多かったものの、｢東京｣(同165件→147件)で減少し、件数を押し下げた。｢北海道｣(同26件→18件)は、3月としては2020年(12件)に次いで2番目に少ない件数となった。｢北陸｣(同27件→22件)は、2年9ヶ月ぶりに2ヶ月連続で前年を下回った。｢九州｣(同59件→77件/30.5％増)は増加率が全地域で最も高く、なかでも｢福岡｣(同35件→43件)や｢鹿児島｣(同2件→9件)の増加が件数を押し上げた。｢近畿｣(同227件→232件)は、30ヶ月連続で前年を上回った。
（外食.Biz）
2025年04月15日更新
