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ぐるなび、「日本人の食に関する意識・実態調査」_実態編
「米」「肉類」「野菜」を中心に1ヶ月あたりの食費が2,000円以上増加
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ぐるなびは、価格高騰や節約志向、食品ロスへの意識の高まりなど、食を取り巻く環境変化を受け、20代~60代のぐるなび会員2,199名を対象に、「日本人の食に関する意識・実態調査」を2月9日~12日にWEBアンケートで実施した。外食ドットビズでは、実態編と意識編の2回に分けて掲載する。
■最近の暮らし向き、「悪くなった」が「良くなった」を20pt近く上回る
まず、最近の暮らし向きはどうか聞いたところ、「変わらない」(54.9%)が最も多かったが、「悪くなった・計(悪くなった25.7%+かなり悪くなった5.9%」(31.6%)が「良くなった・計(良くなった11.2%+かなり良くなった2.2%」(13.4%)を20pt近く上回った。暮らし向きは悪化傾向にあるようだ。また、年代が上がるほど「かなり良くなった」「良くなった」の回答が低い傾向にあることから、決して良くない状況であることがわかる。
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■1ヶ月の食費、「米」「肉類」「野菜」にかかる費用が400円以上増加
次に、月1日以上食材・食品購入をして、なおかつ世帯の食費を管理している人(n=1,066)に、1ヶ月の食費のうちそれぞれにどの程度使っているか聞いたところ、上位は「肉類」(直近1ヶ月あたり6,241円/昨年の1ヶ月あたり5,808円)、「野菜」(同4,746円/4,162円)、「魚介類」(同3,846円/3,601円)、「調理食品(レトルト・惣菜・弁当など)」(同3,659円/3,454円)、「米」(同3,567円/3,150円)で、特に「米」「肉類」「野菜」にかかる費用が400円以上増加した。また、合計金額で見ると2,000円以上増加する結果に。一方、「果物」「菓子類」は、昨年より減少(各-14円、-57円)しており、他の食材に費用が多くかかる分、これらの消費を減らしている傾向もみられた。
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■米は8割近い人が「必ず国産」、ほとんどの食材で国産の購入が難しく感じることが多い
前問と同じ人に、直近半年の買い物において、それぞれの食材で購入時にどの程度国産品を選んだか聞いたところ、「米」「乳卵類」では「必ず国産」(各77.6%・54.7%)が5割以上だった。「魚介類」「肉類」「果物」では「特に国産にこだわらない」(各34.6%・37.1%・34.3%)が3割を超えたが、いずれも「出来る限り国産」(各48.8%・41.9%・46.7%)が4割を超えているため、できれば国産にしたいという考えもみてとれる結果となった。
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また、前問で「必ず国産」「出来る限り国産」を選んだ人に、ここ最近で、国産の購入が、流通量の減少や価格の高騰で難しくなってきたと感じることがあるか聞いたところ、「米」「野菜」で、国産の購入が難しくなってきたと感じることが「頻繁にある」(各61.4%・60.9%)との回答が6割を超えた。「まったくない」との回答は「豆・豆製品」で2割を超えるのみで、ほとんどの食材で、国産の購入が難しく感じることが「頻繁」又は「たまに」ある様子がうかがえた。
【調査概要】
調査期間:2月9日~12日
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国
回答者:20代~60代のぐるなび会員2,199名
(外食.Biz)
2025年04月14日更新
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