トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、トレンド座談会のテーマは「お花見グルメ」
食べたいグルメは「唐揚げ」「おにぎり」「だんご」がトップ3、「満足感」と「シェアしやすさ」を重要視

 リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しているが、今回は「お花見グルメ」についてレポートした。
■「シートを敷いて飲食する」スタイルが人気!イベントや飲食店を活用するスタイルにも注目
 選択肢を提示した上でお花見の好きなスタイルについて聞いたところ、最も高い支持を集めたのが「屋外にシートを敷いて飲食しながら」(35.1%)で、以下、「桜まつりなどのイベントで食べ歩き」(27.0%)、「桜の見える飲食店の席で飲食しながら」(25.3%)、「川沿いなどを散歩しながら飲食はなし」(24.9%)、「川沿いなどを散歩しながら食べ歩き」(24.9%)という結果だった。
■持ちやすく、手軽に食べられるものが上位に、定番の「お弁当」もランクイン
 選択肢を提示した上でお花見のときに食べたくなるものを聞いたところ、1位は「甘いもの、スイーツ」(37.5%)だったが、2位「手が汚れないもの」(36.8%)、3位「片手(ワンハンド)で食べられるもの」(33.1%)、6位「食べ歩きができる」(27.9%)と、持ちやすく、手軽に食べられるものが上位に支持された。「お花見」といえば定番の「お弁当」(26.7%)も7位にランクインした。
■食べたいグルメは「唐揚げ」「おにぎり」「だんご」、「満足感」と「シェアしやすさ」を重要視
 選択肢を提示した上でお花見のときに食べたいと思うグルメを聞いたところ、「唐揚げ」(33.4%)、「おにぎり」(32.9%)と、食べ応えがあって満足感を得やすいものが1位と2位を占めた。また、1位の「唐揚げ」をはじめ、同率4位「サンドイッチ」「焼き鳥」(各29.6%)、6位「タコ焼き」(28.3%)、7位「お寿司(巻き寿司)」(26.1%)のように、シェアしやすく、複数人で楽しめるものが支持されるようだ。さらに、3位「だんご(三色団子)」、9位「桜餅」などのお花見らしいスイーツへの根強い人気もみられた。
■お花見グルメは「手軽さ」「特別感」「SNS映え」が重要
 「ホットペッパーグルメ外食総研」研究員の田中直樹氏は、『「お花見の好きなスタイル」では、「シートを敷いて飲食する」スタイルが人気でしたが、「イベントでの食べ歩き」や「散歩しながらのお花見」も支持されていました。どこかにじっくり座って長時間楽しむだけではなく、その時々の気分やシチュエーションに合わせて自由に移動して楽しむ傾向が強くなっていると思われます。これは、「短時間でも効率よくお花見を楽しみたい」というタイパ重視の影響もありそうです。また、「お花見で食べたくなるもの」「お花見で食べたいグルメ」では、「手軽さ」「特別感」「SNS映え」が重要なキーワードになっています。たとえば、「食べたいグルメ」で上位だった「唐揚げ」や「おにぎり」は手軽に食べられる以外に食べ応えがある点が支持され、お花見らしさを演出する「だんご(三色団子)」や「桜餅」は見た目が華やかで季節感を楽しめて、かつSNS映えもするので人気が高いのではないでしょうか。最近では「屋台グルメ」や「キッチンカー」で提供されるフードが、華やかで写真を撮りたくなる要素が充実しているものも多いので、写真を撮りつつ自由に歩きながらさまざまなグルメを楽しむお花見スタイルが増えそうです。』と解説した。

【アンケート調査概要】
調査期間:1月24日~1月25日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)
 

(外食.Biz)
2025年03月21日更新

最新ニュース

ページのトップへ戻る