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サッポロビール、2025年の事業方針・マーケティング戦略を発表
独自のアプローチでビールに対する「憧れ」を創出し、日本のビール市場活性化に貢献

 サッポロビールは、「サッポロビール2025年事業方針説明会」を1月15日に開催し、「2025年の事業方針」と「2025年のマーケティング戦略」を公表した。
 まず、2024年を振り返ると、酒税税率改正の影響もあり、ビールカテゴリーが伸長した1年だった。同社のビールカテゴリーは、ビールに対する「憧れ」の創出をテーマに掲げ、日本のビール市場活性化に取り組み、売上は前年比107%となった。「サッポロ生ビール黒ラベル」(前年比108.9%)と「ヱビスビール」(同101.9%)が前年の年間売上超えを達成。また「サッポロラガービール」瓶が前年比121%と大幅に伸長し、北海道限定ビール「サッポロ クラシック」は過去最高売上を達成した。
 RTDカテゴリーは、既存ブランドの強化とアルコールの有無にとらわれない新しい「お酒」を積極的に提案し、売上は前年比107%となった。主要ブランドである「サッポロ 濃いめ」「サッポロ 男梅サワー」ブランドが好調に推移するとともに、「新・定番食中酒」をテーマにした新商品「サッポロ 濃い搾りレモンサワー ノンアルコール」の発売を通じてさらなる市場活性化を図った。カテゴリー全体で4年連続の前年超えを達成し、同社史上最高売上を更新した。
 2025年の事業方針としては、「日本のビールの魅力を、さらに進化させる!」をテーマに市場活性化を牽引し、同社独自の「個性」「物語」「資産」をさらに強みに変えるマーケティングにより、次世代ビールユーザーのカイタクを目指す。
 マーケティング戦略では、嗜好品であるビールの魅力をさらに進化させていくため、感情の質を高め人生を豊かにする“情質価値”の創造に挑戦する。“情質価値”を創造するマーケティングを通じて、約200万人の新規顧客拡大を狙う。具体的には、ブランドの姿勢を表現する広告を通じて顧客の共感・共鳴・共創を創出し、体験の場を通じて偶発的な出会いと新たな気づきを醸成する。また、顧客との直接的なコミュニケーションがとれる新しい場をオンラインに構築し、体験を通した顧客価値探索の共創マーケティングを展開する。
 「黒ラベル」ブランドは、「丸くなるな、☆星になれ。」をテーマに、“憧れ・共感”を醸成する。また、リアル体験イベント「THE PERFECT 黒ラベル WAGON」の全国開催や、フラッグシップビヤバー「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR」(東京・銀座)のリニューアルを通じ、“情質価値”を創造する。「ヱビス」ブランドは、「たのしんでるから、世界は変えられる。」をテーマに、“共鳴・共創”を生み出す。例えば、「YEBISU BREWERY TOKYO」において「たのしんでるから、世界は変えられる。」を体現するブランド共鳴者と新たなアクションを共創する。第一弾は、世界的漫画家の荒木飛呂彦氏とのコラボレーションを実施する。「サッポロラガービール」「サッポロ クラシック」「サッポロ SORACHI1984」では、同社独自の「個性」「物語」「資産」を有する個性豊かなビールブランドとして、より一層の磨きをかけるマーケティングを展開する。
 そして、RTDカテゴリーでは、繁盛店で長年愛されてきた知る人ぞ知るサワー「サッポロサワー 氷彩1984」ブランドのRTD・RTS商品を2月18日に新発売する。ビールマーケティングで培った独自性を強みに変え、新たな価値を提案していく。
 

(外食.Biz)
2025年01月16日更新

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