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日本ケンタッキー・フライド・チキン、「カスタマーハラスメントに対する方針」を策定
従業員および顧客の人権が互いに尊重され、安心で快適な職場環境を確保するために

 日本ケンタッキー・フライド・チキンは、従業員および顧客の人権が互いに尊重され、安心で快適な職場環境を確保するため、「カスタマーハラスメントに対する方針」を策定したと発表した。
 「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」店舗では、一部の利用者から、従業員に対するカスタマーハラスメントに該当する迷惑行為を見受けることがあり、これらの行為は、KFCで働く仲間たちの心身の健康と安全を損なう恐れがある。これからも創業者カーネル・サンダースから受け継いだ、変わらぬおいしさを届け、KFCに携わるすべての仲間たちが安心して働ける環境にするために、「カスタマーハラスメントに対する方針」を策定した。
 カスタマーハラスメントとは、KFC利用者からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求の内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、その当該手段・態様により、従業員の就業環境、または他の顧客がKFCの店舗を利用する環境を害するものと同社では定義。
 カスタマーハラスメントに該当する行為として、「一定時間を超える長時間の拘束、居座り、長時間の電話など」「頻繁に来店し、その度にクレームを行う、度重なる電話など」「大声での恫喝、罵声、暴言や店内で大きな声をあげて秩序を乱すなど」「自らの要求を繰り返し、通らない場合や言葉尻を捉える、揚げ足取りなど」「物を壊す、お前、馬鹿野郎といった発言や脅迫的な言動による脅しなど」「優位な立場にいることを利用した暴言、特別扱いの要求など」「インターネット上への投稿など(従業員への誹謗中傷や氏名などの公開)」「言いがかりによる金銭要求、購入代金を超えた過剰な要求など」「従業員へのつきまとい、わいせつ行為や盗撮など」「事務所(敷地内)への不法侵入、正当な理由のない業務スペースへの立ち入り」などを一部として例示している。
 これらのカスタマーハラスメントに該当する行為に対しては、組織的に対処するとともに、悪質と判断される行為を認めた場合は、警察と弁護士に相談の上、厳正に対処する。さらに、「本方針による企業姿勢の明確化、KFCで働く従業員への周知・啓発」「対応マニュアルの作成とそれに沿った従業員研修の実施」「店舗への対応方針ポスターの掲示」等を行うとしている。
 

(外食.Biz)
2024年12月04日更新

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