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クックパッド、「食トレンド大賞2024・食トレンド予測2025」を発表
食トレンド大賞は「こねないパン」、食トレンド予測は「トルティーヤ」などを選出

 クックパッドは、レシピサービス「クックパッド」の検索キーワードやアクセス動向、月間PV約4,000万・公式SNSのフォロワー数約900万人のニュースメディア「クックパッドニュース」などのデータを元に、2024年を象徴する料理・食材のトレンド及び2025年の流行の兆しがある料理・食材を選出する「食トレンド大賞2024・食トレンド予測2025」を発表した。
 「食トレンド大賞2024」は、コメ不足から人気となった進化系手作りパン「こねないパン」で、2位「パリおにぎり」、3位「カニカマ・魚肉ソーセージ」、4位「グリークヨーグルト・アサイー」、5位「クラフト紅茶」、調理器具「せいろ」、トレンドワード「ザクザク」の7件を選出した。
 2024年の食に関する一番大きなできごとは、8月中旬頃からの「コメ不足」と、その後に続いた「コメの高騰」。さまざまな食品の値上げも話題に。値上げにより敬遠された食材もある一方で、価格に関わらず「健康志向」や「進化した食材・調理法」によって検索頻度が上昇しているキーワードもあり、食の価値観は転換点を迎えている。
 大賞の「こねないパン」は、耐熱容器の中で材料を混ぜて作る手法のパンで、従来のパン作りに必要とされてきた「こねる」作業を省略したもの。発酵も簡略化しているものもあり、早いものだと混ぜるところから焼き上がりまで、30~40分程度でできあがる。力が必要な生地をこねる作業が軽減されているので、力の弱い高齢者や子どもが気軽に楽しめるレシピが多くあり、年代を問わず作る人が増えている。
 小麦粉の価格上昇により市販のパンも値上がりする中、2024年の年明けあたりから各種手作りパンの人気が上昇している。そして8月中旬ごろからのコメ不足により、手作りパンのSI値(レシピ検索頻度)はさらに伸びた。クックパッド食の検索データサービス「たべみる」によると、各種手作りパンの中でも「こねないパン」は、SNS等での人気もあり、SI値が昨対比で429.9%と大幅に伸びた。
 一方、「食トレンド予測2025」は、タコス・メキシコ料理人気で急上昇の「トルティーヤ」、「冷凍サバ」、「じぶんアイス」、「大阪ねぎ焼き」、「ラム肉」、「ジャパニーズハーブ」、「栗しごと」の7件を選出した。
 2025年は、料理を「辛い、大変なもの」ではなく、「コミュニケーション」のきっかけとしてポジティブに捉える「あたらしい家庭料理スタイル」の出現を感じさせる料理・食材がトレンドとなると予測。日本古来の野菜や魚食文化などを、健康的かつ合理的なスタイルで忙しい日々に上手に利用。一方でタコスパーティー、栗しごとなど、料理とそこから生まれるコミュニケーションを仲間や家族と楽しむ。2025年のトレンドは2024年につづいて健康志向、そしてコミュニケーションが生まれる料理となる可能性がある。
食トレンド大賞2024:https://static.cookpad.com/campaign/foodtrend/
食トレンド予測2025:https://static.cookpad.com/campaign/foodtrend/forecast/
 

(外食.Biz)
2024年11月29日更新

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