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サントリーHD、サッポログループと共同で長距離往復輸送の取り組みを開始
企業間の垣根を越えて、物流202４年問題への対応強化、環境負荷の低減を目指す
サントリーホールディングスは、サッポログループと共同で、岡山県･群馬県間の長距離往復輸送の取り組みを11月13日から開始すると発表した。
今回、同社グループとサッポログループが連携し、岡山県から群馬県へは同社グループの飲料製品などを、群馬県から岡山県へはサッポログループの飲料製品などを輸送する。なおトレーラーの輸送においては、3ヶ所の中継地点を設け、4人のトラックドライバーがリレー形式で輸送(スイッチ輸送)することで、長距離輸送におけるドライバー1人あたりの労働負荷を低減する。また、今回の取り組みでは従来の積載量より多いトレーラーを使用することで、運行するトラックを両社で年間約150台減らせるほか、CO2の排出量を約45トン削減できるとしている。
トラックドライバーの時間外労働の上限規制により生じる、物流2024年問題やさらなる物量の増加など、物流を取り巻く環境の変化への対応は、近年ますます重要な課題となっている。同社グループはこれまでも｢スマートロジスティクス｣の取り組みを進め、先端技術の活用や各企業･自治体との連携による、安全･安心で持続可能な物流の実現を目指してきた。今後も持続可能な物流の実現に向けて、物流企業やドライバーにとってより働きやすい環境をつくるとともに、自然環境に配慮した物流を推進したいとしている。
（外食.Biz）
2024年11月14日更新
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