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アイデム、イーアイデム会員対象に仕事探しに関するアンケート調査を実施
パート・アルバイトでの就労希望理由、女性は26.2%が「扶養の範囲内がいいから」

 総合人材情報サービスのアイデムは、総合求人サイト「イーアイデム」を通じて求人に応募した会員を対象に、9月2日~10月5日の期間で仕事探しに関する調査を実施しその結果を一部抜粋して公表した。
■女性は男性よりも「扶養の範囲内で働きたいから」の回答が21.9ポイント高い26.2%
 求人に応募した、パート又はアルバイトを希望する人に、なぜその雇用形態を希望するのかをきいたところ、「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」(54.8%)、「生活との両立を図りたいから」(34.2%)、「興味ある仕事がパート又はアルバイトでの募集だったから」「気軽に働きたいから」(各23.1%)が上位回答であった。
 性別との関係をみると、男性のほうが女性よりも「正社員としての職が得られないから」(男性16.4%/女性9.9%)が6.5ポイント高くなった。可能であれば正社員として働きたいと考えている人の割合が女性よりも高かった。一方、女性のほうが男性よりも、「扶養の範囲内で働きたいから」(同4.3%/26.2%)が21.9ポイント、「生活との両立を図りたいから」(同26.4%/41.8%)が15.4ポイント、「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」(同48.6%/61.0%)が12.4ポイント高かった。家庭の仕事との兼ね合いでパートタイムを希望していたり、収入に目安を設けて仕事をしたい人が男性よりも多いことがわかる。
■正社員を希望する理由は、「将来にわたって安定して働きたいから」61.0%でトップ
 求人に応募した、正社員雇用を希望する人に、なぜ正社員を希望するのかをきいたところ、「将来にわたって安定して働きたいから」(61.0%)、「社会保険に加入できるから」(35.1%)、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」(28.6%)、「自身のキャリア(仕事経験や意識・技術等)を維持・向上したいから」(26.0%)、「他の雇用形態より社会的な信用度が高いと思うから」(20.8%)が上位回答であった。
 性別との関係をみると、男性のほうが女性よりも、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」(男性36.5%/女性12.0%)が24.5ポイント、「自身のキャリア(仕事経験や意識・技術等)を維持・向上したいから」(同30.8%/16.0%)が14.8ポイント、「興味のある仕事が正社員での募集だったから」(同21.2%/8.0%)が13.2ポイント高くなった。仕事内容やキャリアを重視して仕事探しを進めていた人の割合が女性よりも高かった。一方、女性のほうが男性よりも、「将来にわたって安定して働きたいから」(同53.8%/76.0%)が22.2ポイント高かった。女性では、「将来にわたって安定して働きたいから」がダントツで最も多くの回答を集めていることから、女性たちが安定して長く働けるかどうかを重要視していることがわかる。
■仕事上、誰かの心を動かした経験がある」32.4%、「心を動かされた経験がある」23.8%
 求人に応募した人に、今までに「自分が携わった仕事で、誰かの気持ちを動かした経験」はあるか、又は「誰かの仕事で心を動かされた経験」はあるかきいたところ、「自分が携わった仕事で、誰かの心を動かした経験がある」人は32.1%、「誰かの仕事で心を動かされた経験がある」人は23.8%となった。
 心を動かした経験は、相手に感謝されたり、マニュアルにはない対応に仲間がついてきたりといった回答が多く上がった。対象者はお客様やサービス利用者であることが多かった。一方、心を動かされた経験は、自分だけでは力が及ばない部分への対応に感銘を受けたり、理想の仕事を進める姿に鼓舞されたといった内容が多かった。対象者は、先輩や上司、同じ職場の人物があげられる傾向があった。
■感動を与えることができるとしたら、どんな仕事がしたいか、「「平穏な日常を保つための仕事」
 求人に応募した人に、仕事を通じて自分や第三者に感動を与えることができるとしたら、どんな仕事がしたいかきいたところ、最も多かったのは「平穏な日常を保つための仕事」で41.7%、次いで「新しい発見や気づきをもたらす仕事」が31.9%、「物事に一緒に取り組んで高みを目指す仕事」が31.1%となった。
 希望の雇用形態別にみると、「平穏な日常を保つための仕事」(非正規希望計43.5%/正社員35.1)は「非正規希望・計(パート・アルバイト、契約・嘱託社員、派遣社員希望者の計)」のほうが8.4ポイント高かった。反対に「満足するまで没頭できるように支える仕事」(同24.7%/17.5%)は「正社員」のほうが7.2pt高かった。
 年代別にみると、「30代以下」では「心から楽しんでもらう環境を提供する仕事」が41.0%だった。自分たちも楽しい、関わる人も楽しいといった、楽しい喜びにつながる仕事が感動に関わると考えているようだ。「60代以上」では「迷っている人を助けたり、背中を押してあげる仕事」が28.7%だった。ほかの年代より人生経験が豊富であることを活かし、後世を後押しすることが感動につながるととらえているようだ。

【調査概要】
調査対象:イーアイデム会員で9月1日~9月30日にイーアイデムから求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査期間:9月2日~10月5日
有効回答:470名
※調査結果は四捨五入のために合計が100%にならない場合がある
 

(外食.Biz)
2024年11月12日更新

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