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ホットペッパーグルメ外食総研、屋外の公共の場での飲酒について-賛否編
反対が賛成を大きく上回る!性年代や屋外の公共の場での飲酒経験有無で意見の差が大きい結果に
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏の消費者に屋外の公共の場での飲酒について、実態と賛否やその理由について調査を行った。実態編に引き続き賛否編を掲載する。
■屋外の公共の場での飲酒、「反対・計」43.3%が「賛成・計」19.9%を上回る
屋外の公共の場での飲酒に対する賛否を尋ねたところ、「賛成」+「どちらかというと賛成」の「賛成・計」は19.9%、「反対」+「どちらかというと反対」の「反対・計」は43.3%と、反対が賛成を上回った。また、「そもそもお酒は飲まない/飲めない」人を除き飲酒者に限った集計でも、「反対・計」(35.9%)は「賛成・計」(24.6%)を上回った。性年代別で見ると、60代では男女とも「反対・計」が過半数(男性50.2%/女性59.7%)である。他方、20代では男女とも「賛成・計」の割合(同34.7%/25.1%)が上の年代よりも高い。特に20代男性では「賛成・計」(34.7%)が「反対・計」(29.4%)を上回った。
■賛成理由「風情」「楽しさ」等、反対理由「ゴミ」「大声」等、性年代による考えの違いも目立つ
屋外の公共の場での飲酒に対する賛否理由を尋ねたところ、賛成理由のトップ3は、1位「風情がある、季節を感じられる」(24.9%)、2位「外での飲酒は楽しい」(21.9%)、3位「安くすむ」(21.6%)で、反対理由のトップ3は、1位「ゴミ等で街が汚れる」(60.4%)、2位「大声など近隣に迷惑」(54.3%)、3位「治安の悪化につながりそう」(45.7%)であった。また、条件次第で賛成の場合の条件1位は「公園での花見など、時季や場所によっては容認しても良い」(41.6%)、2位「飲酒可能な時間帯を区切るべき」(23.3%)となっている。性年代別に見ると、他の性年代に比べ、20・30代男性で「外での飲酒は楽しい」の割合が高い一方、30~60代女性では「ゴミ等で街が汚れる」、40~60代女性では「大声など近隣に迷惑」の割合が高く、性別や世代間での考えの違いがやや目立つ結果となっている。また、屋外の公共の場の飲酒経験別にみると、経験者は賛成理由の選択割合が高い一方、未経験者は反対理由の選択割合が高く、意見が分かれている。
(外食.Biz)
2024年10月08日更新
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