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ホットペッパーグルメ外食総研、'23年度三大都市圏外食動向-外食市場規模編-
3圏域の外食市場規模は3年連続で前年を上回る12.8%増の3兆4482億円に
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・東海圏・関西圏の3圏域の男女約10,000人を対象に毎月実施している「外食市場調査」について、2023年度(2023年4月~2024年3月)の外食および中食動向の年間結果を取りまとめた。まずは、外食市場規模についてみていきたいと思う。
3圏域計における2023年度の年間の延べ外食回数は前年度比+7.3%の12億1945万回、年間外食市場規模は12.8%増の3兆4482億円と推計された。コロナ禍から4年目の外食市場規模は、コロナ禍前の2018年度(2018年4月~2019年3月)比で83.4%まで回復した。1ヶ月あたり外食実施率は前年度差+3.6pt(67.8%)、実施者の外食頻度は前年度比+2.4%(3.79回)、外食単価は同+5.1%(2,828円)とそれぞれ増加した。また、月別の外食市場規模を18年度同月比でみると、5月・9月に85%超、1月以降は90%近くまで回復している。
圏域別の外食市場規模は、首都圏2兆1589億円(前年度比114.9%/18年度比85.0%)、関西圏8920億円(同108.6%/80.7%)、東海圏3975億円(同111.6%/81.0%)で、外食市場規模のコロナ禍前への戻り率は85.0%の首都圏が最も大きかった。
3圏域計において、性年代別の外食市場は、コロナ禍前と同様に「男性/40歳代」が延べ回数シェア、市場規模シェアともに最も高い。前年度比で延べ外食回数・市場規模の拡大がいずれも顕著な性年代は男女ともに50歳代で、回数は前年度比+10%超え、市場規模は前年度比+20%近くであった。他の年代に比べ基準人口が増え、外食実施率が増加した結果といえる。同時に「女性/30歳代」の外食市場規模が増加している。
18年度比で外食市場規模の回復が進んだ性年代は、100%を超えてコロナ禍前水準まで回復している「女性/50歳代」(102.7%)と「女性/30歳代」(94.9%)。一方、18年度比で外食市場規模の回復が遅れている性年代は「女性/60歳代」(69.6%)と「男性/60歳代」(70.3%)で、コロナ禍前の7割程度の水準となっている。
※「外食」は、夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象
・飲酒のみ、喫茶のみの場合も含まれる
・夕方以降、複数回外食した場合、1日あたり2回まで(2軒目まで)の外食を含む
※消費地の範囲は、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外(圏域外の都道府県や海外)で行った外食は含まないが、圏域内への旅行・出張は含まれる
(外食.Biz)
2024年10月01日更新
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