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FOOD&LIFE COMPANIES、ウニ畜養事業を展開するウニノミクスと資本業務提携
磯焼けの海を守りながら、国産畜養ウニの開発等で持続的なウニの調達基盤構築を目指す

 FOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)は、ウニ畜養を行う事業会社を世界の各拠点で展開するVerdant Bloom Limited(ウニノミクスグループ)と資本業務提携を7月23日に締結したと発表した。
 ウニノミクスグループは、世界の各拠点で磯焼け地域に生息する痩せて身入りの少ないウニを買い取り、独自のウニ陸上畜養技術と専用飼料で畜養し2ヶ月ほどで商品として出荷することを可能としている。磯焼けの海で採取したウニを地域会社とともに畜養して販売することにより、藻場の回復による海洋生態系の回復、CO2吸収量増加による温暖化対策、地域経済の活性化、ウニの国内自給率の向上など多方面での社会貢献を目指している。
 今回の提携により、国内においては、同社とウニノミクスグループの日本の拠点であるウニノミクス㈱が協業し、同社の基準に合う良質な国産畜養ウニの開発ならびに店舗販売に向けた体制を構築すると同時に、近年社会課題となっている国内天然ウニ漁獲量の減少や、増えすぎたウニにより藻場が荒らされる海の磯焼け問題の解決に向けても取り組むことにより、ブルーカーボン生態系の保全にも貢献していく。
 同社代表取締役社長CEOの水留浩一氏は、『ウニノミクスグループとの協業により、従来は天然漁獲に依存していたウニに対して、養殖(畜養)を通して調達基盤を構築し、計画的な生産が可能となることを期待します。また、通常の食材使用が難しい磯焼けウニを原料とすることで、資源有効活用や海藻回復への好影響も期待します。結果的に日本・世界の将来における水産資源の安定的な確保という重要なテーマにチャレンジできればと思っています。』とコメントした。
 

(外食.Biz)
2024年07月29日更新

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