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ゼネラル・オイスター、2024年3月期(2023年4月~2024年3月)の連結業績を発表
27店舗を展開する店舗事業は売上高3.8%増、セグメント利益17.6%減と増収も減益に
ゼネラル・オイスターは、2024年3月期 通期(2023年4月~2024年3月)の連結業績を発表。売上高37億9000万円(前年同期比0.7%増)、営業利益1600万円(同87.1%減)、経常利益2900万円(同77.3%減)、親会社株主に帰属する当期純損失9500万円(-)であった。
同社グループは、原価低減、モバイルオーダーシステムの導入による少人数で運営できる体制作りに引き続き取り組むとともに、既存店舗のリニューアル、新規出店に加えて、北海道札幌にフランチャイズ店1号店をオープンするなど業態開発にも取り組んだ。しかしながら、牡蠣の最盛期である1月~3月にかけて、能登半島地震の影響で、富山入善の牡蠣の浄化センターにおいて海洋深層水の取水パイプが切断するトラブルにより浄化体制の不安定が続き、牡蠣の供給が減り、店舗事業・卸売事業とも売上高が減少した。さらに、同期間にノロウイルスが蔓延し、同社の厳しい安全基準を満たした牡蠣の調達が十分にできず、牡蠣の供給も減り、店舗事業、卸売事業とも、繁忙期に機会損失が発生した。
今後は、「Everybody Oyster」のヴィジョンの下、海水の温暖化やノロウイルスにも対応し、「カッキテキ」な技術力を創造し、オイスターの安心安全の高付加価値を実現することで、牡蠣の生産から販売まで事業ポートフォリオを構築し、顧客一人一人の満足度を向上させていくとともに、再生可能エネルギーなど複数の成長軸をもった持続的成長の実現と企業価値の向上を図っていく。
セグメント別業績は、27(うち直営26)店舗を有する店舗事業が売上高32億円(前年同期比3.8%増)、セグメント利益3億67百万円(同17.6%減)となった。また、卸売事業は、売上高4億43百万円(同31.7%増)、セグメント利益1億40百万円(同26.6%増)。加工事業は、売上高1億1百万円(同64.9%減)、セグメント損失59百万円(前年同期はセグメント損失39百万円)。イベント事業やECサイト事業などその他は、売上高77百万円(同18.3%増)、セグメント利益5百万円(同セグメント損失3百万円)であった。
なお、2025年3月期 通期(2024年4月~2025年3月)の連結業績予想は、売上高51億3000万円(前年同期比35.4%増)、営業利益1億8900万円(-)、経常利益1億8500万円(同532.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1億3000万円(-)を見込む。
(外食.Biz)
2024年06月17日更新
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