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サンマルクホールディングス、2024年3月期(2023年4月~2024年3月)の連結業績を発表
セグメント別売上高は、レストラン事業13.9%増の380億円、喫茶事業8.5%増の265億円に

 サンマルクホールディングスは、2024年3月期 通期(2023年4月~2024年3月)の連結業績を発表。売上高645億5600万円(対前年同期比11.6%増)、営業利益26億2000万円(同993.7%増)、経常利益27億5300万円(同72.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益9億6900万円(同132.8%増)と増収増益を確保した。
 同社グループは、既存業態および派生業態のブラッシュアップ、店舗改装を含む商品レイアウト及びメニューの見直しを実施し、既存店売上の回復に注力してきた。また、中長期的な観点で持続可能な成長基盤を確保するため好立地への出店を維持し、立地の特徴に合わせた新業態および派生業態の開発・実験に積極的に取り組んできた。これらに加えて、適切なコストコントロールの実施、一部回復が見込めない業態廃止や不採算店舗の閉店による赤字解消により、業績の改善に努めてきた。
 レストラン事業においては、ベーカリーレストランにつき、不採算店舗の整理に取り組みつつ、既存店に人的資本を集中し業績改善に取り組んできた。「ベーカリーレストラン・サンマルク」は、45 (うち直営35)店舗、「ベーカリーレストラン・バケット」は、直営68店舗となった。また、生パスタ専門店「生麺専門鎌倉パスタ」は直営200店舗、回転ずし「すし処函館市場」は9(うち直営5)店舗、ドリア専門店「神戸元町ドリア」と中華業態「台湾小籠包」は直営66店舗となった。実験業態については、韓国料理と釜炊きごはんの「韓と米」とクロワッサン専門店「RISTRETTO&CROISSANT LABORATORIO」、パンにこだわった「Petrichor Bakery and Café」は直営8店舗となった。
 一方、喫茶事業においては、「サンマルクカフェ」はベーカリーカフェへの原点回帰によるパンを中心とした施策および新商品のPR活動に注力した。店舗数は294(うち直営286)店舗となった。「倉式珈琲店」は、ビジネスモデルの立て直しに取り組んできた。店舗数は52(うち直営50)店舗となった。
 セグメント別の業績は、レストラン事業が売上高380億22百万円(前年同期比13.9%増)、営業利益26億93百万円(同86.9%増)、喫茶事業が売上高265億34百万円(同8.5%増)、営業利益16億15百万円(同495.4%増)となった。
 なお、2025年3月期 通期(2024年4月~2025年3月)の連結業績予想は、売上高640億円(対前年同期比0.9%減)、営業利益30億円(同14.5%増)、経常利益30億円(同9.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益21億円(同116.6%増)を見込む。
 

(外食.Biz)
2024年05月15日更新

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