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大戸屋ホールディングス、2024年3月期(2023年4月~2024年3月)の連結業績を発表
売上高は、国内直営23.7%増、国内FC7.3%増、海外直営12.1%増、海外FC0.6%増などに

 大戸屋ホールディングスは、2024年3月期 通期(2023年4月~2024年3月)の連結業績を発表。売上高278億9400万円(対前年同期比17.0%増)、営業利益16億4600万円(同505.4%増)、経常利益16億9900万円(同378.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益14億200万円(406.5%増)と増収増益を確保した。
 同社グループは、中期経営計画の最終年度を迎え、目標数値を達成すべく事業推進に努めてきた。営業施策では、グランドメニューを変更したほか、「アジアン」メニューや季節の食材を使用した数量限定メニュー等の販売を行った。また、人材の採用および育成に注力し、店舗売上状況に応じた適正な人員配置による運営体制の強化等、事業環境の変化に順応した取り組みを行った。この他、人手不足によるオペレーションの課題や投資コストの削減に対応するべく、ショッピングモール内のフードコートモデルを確立したほか、コロナ禍で変化した生活様式に適応すべく、郊外・ロードサイド等中心に出店を進めている。また、健康志向を捉えた「蕎麦」をメインとした新業態「蕎麦処大戸屋」を開発し2店舗出店した。
 サステナビリティへの取り組みにも注力しており、従業員の健康保持や増進に向けた取り組み等を行い、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定された。また、各地域で穫れたお米をその土地で精米まで行うことでフードマイレージを削減させる取り組みを開始したほか、フードロス削減の一環として規格外のしまほっけを使用した商品を企画する等、地球環境や地域・社会への貢献を行ってきた。
 セグメント別の業績は、「大戸屋ごはん処」143店舗、「蕎麦処大戸屋」2店舗、その他4店舗を有する「国内直営事業」が売上高165億14百万円(前年同期比23.7%増)、セグメント利益6億43百万円(前年同期は3億97百万円の損失)。「大戸屋ごはん処」159店舗を有する「国内フランチャイズ事業」は、売上高76億21百万円(同7.3%増)、セグメント利益16億22百万円(前年同期比28.7%増)。香港・米国・タイに計9店舗を展開する「海外直営事業」は、売上高30億37百万円(同12.1%増)、セグメント損失1億38百万円(同1億48百万円の損失)。タイ・台湾・インドネシアに102店舗を展開する「海外フランチャイズ事業」は、売上高2億74百万円(同0.6%増)、セグメント利益1億円(同13.6%減)。「その他事業」は、売上高4億46百万円(同8.8%増)、セグメント利益74百万円(同6.2%減)となった。
 なお、2025年3月期 通期(2024年4月~2025年3月)の連結業績予想は、売上高290億7600万円(対前年同期比4.2%増)、営業利益16億7500万円(同1.8%増)、経常利益17億800万円(同0.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益13億2300万円(同5.7%減)を見込む。
 

(外食.Biz)
2024年05月13日更新

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