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観光庁、2023年暦年(1月~12月)の訪日外国人消費動向調査(速報)
2023年の訪日外国人旅行消費額は19年比9.9%増の5兆2,923億円と過去最高に
観光庁は、訪日外国人消費動向調査における2023年暦年(1月~12月)の全国調査結果(速報)を公表。2023年の訪日外国人旅行消費額(速報)は、2019年同期比9.9%増の5兆2,923億円と推計され、コロナ禍前の消費額をも上回り、調査開始以降過去最高を記録した。また、訪日外国人(一般客)1人当たり旅行支出は19年比33.8%増の21万2千円と推計された。
国籍・地域別では、台湾7,786億円(構成比14.7%)、中国7,599億円(同14.4%)、韓国7,444億円(同14.1%)、米国6,062億円(同11.5%)、香港4,795億円(同9.1%)の順で多く、これら上位5ヶ国・地域で全体の63.7%を占める。
費目別に訪日外国人旅行消費額の構成比をみると、宿泊費が34.6%(18,289億円)と最も多く、次いで買物代26.4%(13,954億円)、飲食費22.6%(11,957億円)の順で多い。2019年に比べて構成比が増加したのは宿泊費(29.4%→34.6%)と飲食費(21.6%→22.6%)で、買物代の構成比は減少(34.7%→26.4%)した。ちなみに国籍・地域別で飲食費が多かったのは、韓国(2,063億円)・台湾(1,665億円)・中国(1,435億円)・米国(1,364億円)・香港(1,125億円)であった。
訪日外国人(一般客)1人当たり旅行支出は21万2千円(19年比33.8%増)と推計された。国籍・地域別にみると、スペインが最も高く(34万2千円)、次いでオーストラリア(34万1千円)、イタリア(33万6千円)の順で高い。
訪日外国人(一般客)1人当たり旅行支出を費目別にみると、宿泊費(7万3千円)が最も高く、次いで買物代(5万6千円)、飲食費(4万8千円)の順で高い。宿泊費は欧米豪で高い傾向がみられ、中でも英国とイタリアが14万円超と高い。娯楽等サービス費は中国(2万3千円)とオーストラリア(2万2千円)が高く、買物代は中国(11万9千円)が突出して高い。ちなみに飲食費が多かったのは、イタリア(82,455円)・スペイン(81,497円)・オーストラリア(76,456円)・ロシア(75,734円)・フランス(71,455円)・英国(71,082円)であった。
(外食.Biz)
2024年02月08日更新
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