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若い世代の口に合うのは、安くて○○なアルコール!?
昨今のハイボールブームが影響して、「角瓶」の出荷調整を実施するとサントリー種類は1日に発表した。今年1~6月の「角瓶」出荷量は前年同期比7割増に急伸、熟成に年数が掛かる原酒が足りなくなってしまうため、将来的な安定供給を見据え、今夏の出荷を制限することになった。
若い世代に起こったハイボールブームは、TVCM等によるイメージ戦略、外食店での販促キャンペーン等が奏功したといわれるが、やはり「安い」ということも大きな要因である。そして、味に関しては、炭酸で割ることにより、ウィスキーの強さが薄れて、「甘さ」が引き立つために若い人たちの口にあったようである。
この傾向を捉えて、すでに商品化に取り組んでいる酒類メーカーも多い。たとえばサッポロビールは、ジンジャーの爽やかな香りと軽やかな口当たりを強調した焼酎「トライアングル ジンジャー」を今年3月に発売、食事と一緒に楽しめる女性向けのドリンクとして『ジンジャー ハイボール』を提案している。
いまどきは、若い女性たちが酒を飲みながらゆっくり語らうという「女子会」が流行しているが、そこでは韓国のマッコリが静かなブームになっているという。「安くて、甘い」というのは、性別に関係なく若い世代を引き付けるキーワードのようだ。
(外食.Biz)
2010年07月05日更新
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