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ホットペッパーグルメ外食総研、2024年の外食トレンド予測を発表
2024年外食トレンドキーワードは“人と人”“人とモノ”をつなぐ「つなグル」に注目!

 リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しているが、今回は年に一度のトレンド予測として、2024年外食トレンドキーワードに「つなグル」を発表した。
 コロナ禍の影響を特に強く受け、一時期は大きく売り上げを落とした外食市場。しかし、今年5月の5類移行以降は、徐々に盛り返し、ようやくコロナ禍前のようなにぎわいが戻りかけている。そこで、今後来そうな外食市場のトレンドを予測する「トレンド発表」として、今回は「〇〇好き」が集まる空間で、“人と人”“人とモノ”をつなぐ「つなグル」を取り上げた。
 その背景には、コロナ禍で日常的に話す相手が減り、他者とのコミュニケーションを求める人が増えたことがある。同総研の調査によると、コロナ禍前と現在とを比べて「気軽に話す相手や集まれる場所が減ったと思う」人は40.0%、それを「取り戻したいと思う」人は31.4%だった。また、他者とのコミュニケーションを求めた際、どのような場所に行くかについて尋ねたところ、全体の57.3%、20代では66.5%の人が「趣味が同じ人が多い場所がいいと思う」と回答。また、全体の36.7%、20代では48.6%の人は「飲食店で会えばあいさつしたり、会話したりするような知り合いを作りたい」と答えた。世の中全体、特に若い人ほど「人と気軽に話せる場所」の需要があがっていること、その候補として「趣味が同じ人が集まる飲食店」が挙げられているようだ。
 このような状況を受け、最近特に熱い視線が注がれているのが、「アート」「英会話」「将棋」といった趣味を持つ人が一人でも気軽に行くことができ、食べたり飲んだりしながらコミュニケーションも楽しめるタイプの飲食=「つなグル」。元来、飲食店は、リアルでコミュニケーションをとれる強みがある。一方で、お店に行くということにハードルの高さを感じる人もいるが(『話し相手を求めて立ち飲みやバーなどの飲食店に行こうか考えたが、「なんとなく勇気がでなくて」「なんとなく恥ずかしくて」、行くのをあきらめた経験がある』は全体の37.7%、20代では48.0%)、「つなグル」が楽しめるお店は、趣味や好きなことが共通で気の合う仲間を見つけやすいという要素がプラスされることで、来店のハードルが下がると考えられる。実際に「比較的趣味嗜好の近いお客が集まる飲食店で、気軽に話せるような知人やグループを作りたいと思いますか?」という質問では全体の30.8%、20代に絞ると43.9%の人が「作りたい」と回答した。
 また、異業種と組み合わせることが多いのも「つなグル」の特徴の一つ。2019年には同総研が、飲食店と異業種を組み合わせたジャンルを「ミクストラン」と名付けて発表したが、「つなグル」が楽しめるお店はある種その進化系とも言えるかもしれない。外食の、「リアルだからこその人と人とのつながり」や「エンターテインメント性」が他業種と組み合わされることでより魅力的に。2024年は「つなグル」お店たちに注目だ。
 「つなグル」が楽しめる注目のお店として、世界でブームの「絵画教室+ドリンク」(通称PAINT&SIP)が気軽に楽しめる「ART AND CAFÉ」(東京・渋谷)や、入会手続き・予約不要のEnglish Onlyのバーで楽しく英会話を学べる「Bar Sick!」(東京・渋谷)などが挙げられる。
 

(外食.Biz)
2023年12月11日更新

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