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転職サービス「doda」、7~9月期のレジャー・外食業界の転職動向を公表
外食業界は地方への新規出店を再開させる動きが加速し「店長職」の求人が増加

 パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2023年7~9月期のレジャー・外食業界の転職求人倍率や転職市場動向をまとめた「業界版doda転職市場動向レポート」を発表した。なお、doda転職求人倍率は、中途採用市場における需給バランスを表すもので、dodaの会員登録者(転職希望者)1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値(算出式:求人数(採用予定人員)÷転職希望者数)。
 2023年7~9月期のレジャー・外食業界の転職求人倍率は、0.74倍となり前期差+0.1ポイントだった。求人数は前期比109%、前年同期比222%となった。転職希望者数は前期比95%、前年同期比107%だった。
 新型コロナの5類移行や、円安が追い風となり、訪日外国人客数(インバウンド需要)が急速に急増したことから、レジャー・外食業界は業績が回復傾向にある。こうした背景から、レジャー・外食業界の中で、最も求人数が増加した業種は「旅行・旅行代理業」(前期比118%、前年同期比197%)、次いで「居酒屋・バー」(同117%、130%)、「ファストフード関連」(同110%、158%)となっている。
 「旅行・旅行代理業」では、旅行需要が急増したことに伴い、旅行代理店で、旅行プランの提案や予約対応を行う「店頭営業」の求人が増加した。「居酒屋・バー」、「ファストフード関連」では、新型コロナの5類移行後は各地での人流回復に加えて、訪日外国人客も増加し、外食需要は顕著に伸びている。これにより、コロナ禍で控えていた地方への新規出店を再開させる動きが加速している。そのため、店舗の管理・運営を行う「店長職」の求人が増加した。
 一方で、外食業界は、他業界と比較して、不規則な勤務体系や休みを取得しづらい状況から離職率が高い傾向にある。さらに、転職サービス「doda」のデータから、2023年1月~6月に転職した外食業界経験者のうち、92.2%が異業種へ転職していることが分かった。逆に、外食業界に未経験で異業種転職した人の割合は、わずか0.59%に留まり、業界を離れる人に対して就業を希望する人が少なく、人材不足が一層深刻化している。
 そのため、企業は、フレックス制度の導入や、給与水準の引き上げなど、労働環境の改善を積極的に推進するなど、離職防止、業界外からの人材獲得のための取り組みを行っている。また、今回求人が増加した「店長職」は、コミュニケーションスキルが求められることから、接客経験を有する、業界未経験者の採用にも力を入れている。今後も、外食需要の高まりを背景に、地方への新規出店は続くと予想されるため、「店長職」のポジションで採用が活発に行われる見込みだ。その結果、「店長職」のポジションで求人数は更に増加すると予想しているとしている。
 

(外食.Biz)
2023年12月11日更新

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