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積水ハウス、「食生活」について「いい夫婦の日に関する調査」を実施
結婚前後での変化や、食事の準備の家事分担状況、夫婦の食生活における要望などを調査
積水ハウスの研究機関である住生活研究所は、11月22日の「いい夫婦の日」に向けて、よりよい夫婦の暮らしの提案を目的に、全国の20~60代の既婚男女500名を対象に「いい夫婦の日に関する調査」を実施した。今回は「食生活」について、結婚前後での変化や、食事の準備の家事分担状況、夫婦の食生活における要望などを調査した。
■45.8%が結婚前後で「食生活」に変化あり。自宅で食事をする回数や、品数が増加する傾向に
結婚前後の概ね1年間を比較して大きく変化したと思うことを聞いたところ、「食生活」が45.8%で1位だった。2位以下は、「買い物」(38.6%)、「金銭感覚」(33.4%)、「睡眠」(25.6%)、「旅行」(22.2%)などが続いた。
「食生活」は、結婚前後でどのように変化したのか。自宅で食事をする回数と、自宅での食事の品数は、4割以上の人が結婚後に「増えた」と回答。さらに、自宅でおやつやお茶を楽しむ回数は32.7%、お酒を楽しむ回数も24.8%が「増えた」と回答しており、結婚後は食生活が豊かになった人が多いといえるようだ。
結婚してよかったと感じる食事の変化では、1位が「一緒に食事をするようになった」(26.6%)、2位が「食事の時間が楽しくなった」(22.8%)と、誰かと一緒に食事をする楽しさを感じている人が多いことがわかった。他にも「料理のレパートリーが増えた」(21.2%)、「健康管理ができるようになった」(18.6%)等も全体の約2割が回答し、様々なメリットがあることが読み取れる。また、夫婦が自宅で会話をするタイミングは「食事をしているとき」(67.4%)が7割弱で最多だった。食事の時間は夫婦のコミュニケーションのためにも大切といえそうだ。
■8割弱の夫婦は主に妻が料理。まだ女性が料理を担っている一方、若手男性の約半数は「料理好き」
料理を作る人に関しては、「主に妻が作る」が77.6%と、料理はまだまだ妻に任せっきりの夫婦が多いことがわかった。年代別では若いほど分担が進んでいることも読み取れ、「主に妻が作る」割合は20代で60.0%、30代で73.0%、40代以上は約8~9割だった。働き方別では、フルタイム共働き夫婦では「主に妻が作る」が61.6%、「主に夫が作る」が15.2%だったが、妻がパート・アルバイトや、片働き夫婦では、「主に妻が作る」が8割以上。妻の働く時間が長くなるほど夫の料理参加率が高まっていることから、仕事の負担と家事分担のバランスを上手に調整し、助け合っていることが予想される。
一方で、若い世代を中心に男性でも料理好きは多いよう。料理好きが最も多かったのは20代男性で、「好き」「どちらかといえば好き」の合計は50.0%だった。また、男性の30代、女性の20代も約半数が料理好きであることがわかった。女性の30代、50代、60代の女性のうち「嫌い」「どちらかというと嫌い」と回答した人は4割以上。「料理嫌い」は女性の方が多い傾向のようだ。主に女性が料理を担っていることを考えると、義務感で料理をしていることも推察される。
■8割以上の夫婦が「休日の夕食」をよく一緒に食べている。夫婦の食生活で求めることは人それぞれ
夫婦がよく一緒に食事をするタイミングを聞いたところ、最も多いのは「休日の夕食」(81.5%)で、「休日の昼食」(66.3%)、「平日の夕食」(65.5%)が続いた。一方で、平日の朝食は一緒に食べている割合が3割以下と、平日の朝は準備で忙しく、食事の時間を合わせられない夫婦が少なくないようだ。
夫婦の食生活に求めること1位は「できるだけ食費を節約したい」(36.8%)で、昨今の物価上昇の影響が結果に表れていることも予想される。2位の「栄養の偏りを減らしたい」(32.8%)や、「相手の健康を思いやりたい」(26.8%)など、自身や大切な人の健康を気に掛ける声も多く挙がった。「調理、後片付けの時間を短くしたい/簡単にしたい」(27.0%)といった家事関連、「なるべく自宅で食事をしたい」(24.6%)、「自宅に心地よい食事空間を作りたい」(19.0%)といった自宅での食にこだわる人もそれぞれ約2割と、夫婦の食生活において求めることの多様さが読み取れる。
【いい夫婦の日に関する調査概要】
調査期間:9月1日~9月4日
集計対象人数:500人
集計対象:全国の20~60代の既婚男女
(外食.Biz)
2023年11月15日更新
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