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コロワイド、上半期(2023年4月~9月)の連結業績を発表
セグメント別売上収益、コロワイドMD約412億円、アトム約185億円、レインズ約481億円などに
コロワイドは、2024年3月期 第2四半期(2023年4月~9月)の連結業績を発表。売上収益1180億1500万円(対前年同期比12.8%増)、事業利益32億4100万円(-)、EBITDA 70億9700万円(同538.8%増)、税引前四半期利益44億4000万円(-)、四半期利益28億4200万円(-)、親会社の所有者に帰属する四半期利益23億1000万円(-)と増収増益を確保した。
同社グループは、業績のV字回復を目指すと共に、中長期的な企業価値の向上を展望し、中期経営計画を作成、これに基づき事業推進に努めている。国内の外食事業については、コロナ禍で変化した生活様式に適応すべく、牛角およびその派生業態、焼肉カルビ大将、大戸屋ごはん処といったレストラン業態を郊外・ロードサイド中心に出店を進め、コロナ禍期間における直営店純減分の回復を図っている。加えて、経年劣化した店舗の改装やリロケーション、業態転換等を進めることで、既存店の売上収益の底上げや収益性の回復を行っている。一方、物流事情の深刻化が懸念される「2024年問題」への対処も進めており、配送拠点を全国16拠点から13拠点へ集約し、配送頻度についても段階的に減少させている。また、更なる食品安全管理レベルの向上の為、㈱コロワイドMDの全工場で食品安全マネジメント規格である「JFS-B」の認証を取得しており、衛生管理の国際的な手法であるHACCPをクリアすることになった。
海外の外食事業については、それぞれの国・地域において親和性の高い業態の出店を進めている。東アジアでは牛角およびその派生業態としゃぶしゃぶ温野菜を出店。ASEAN地域では、牛角・大戸屋に加え、かっぱ寿司を出店するなど更なる需要獲得に向けて活動している。
サステナビリティ推進の一環として、持続可能な食材調達に向けた取組みを進め、自社製造の大豆ミート製品や陸上養殖により育てた魚をかっぱ寿司にて取扱っている。また、農業生産法人に資本参加する等、サプライチェーン全体を視野に収め、活動を行っている。加えて、地球環境への貢献の為、店舗の廃食用油を国産SAFの原料として供給し、再資源化することにも取組んでいる。更に、多様な就業形態の提供による働きやすさの確保や、女性社員ならびに女性管理職の比率向上および活躍機会の拡大等にも引続き努めている。
店舗政策については、直営レストラン業態50店舗、直営居酒屋業態11店舗を出店、一方、直営レストラン業態23店舗、直営居酒屋業態15店舗を閉店した結果、直営店舗数は1,386店舗となり、FC店舗を含めた総店舗数は2,628店舗となった。
セグメント別の売上収益は、コロワイドMDが411億97百万円、アトムが184億63百万円、レインズインターナショナルが481億31百万円、カッパ・クリエイトが362億42百万円、大戸屋ホールディングスが134億62百万円、その他が36億81百万円であった。
なお、2024年3月期 通期(2023年4月~2024年3月)の連結業績予想は、売上収益2450億500万円(対前年同期比10.9%増)、事業利益79億6700万円(-)、EBITDA 160億9900万円(同117.5%増)、当期利益31億8600万円(-)、親会社の所有者に帰属する当期利益11億3000万円(-)を見込む。
(外食.Biz)
2023年11月14日更新
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