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ホットペッパーグルメ外食総研、2022年度東名阪外食動向-外食市場規模編-
3圏域の外食市場規模は2年連続で前年を上回る41.2%増の3兆571億円に
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・東海圏・関西圏の3圏域の男女約10,000人を対象に毎月実施している「外食市場調査」について、2022年度(2022年4月~2023年3月)の外食および中食動向の年間結果を取りまとめた。まずは、外食市場規模についてみていきたいと思う。
3圏域計における2022年度の年間の延べ外食回数は前年度比+25.3%の11億3653万回、年間外食市場規模は、2年連続で前年を上回る41.2%増の3兆571億円と推計された。コロナ禍3年目の外食市場規模は、コロナ前の2019年比で78.0%まで回復した。実施者の1ヶ月あたり外食実施率は前年度差+10.0pt(64.2%)、外食頻度は前年度比+7.5%(3.70回)、外食単価は同+12.7%(2,690円)とそれぞれ増加した。また、月別の外食市場規模を19年同月比でみると、5月、9・10月、1・2月において、8割前後まで回復した。
圏域別の外食市場規模は、首都圏1兆8793億円(前年度比144.4%)、関西圏8217億円(同141.6%)、東海圏3561億円(同125.8%)で、増加幅は+44.4%の首都圏が最も大きかった。
性年代別では、3圏域計において、コロナ禍前と同様に「男性/40歳代」が延べ回数シェア(14.2%)、市場規模シェア(13.5%)ともに最も高かった。対前年度比で延べ外食回数・外食市場規模が最も拡大した性年代は「女性/50歳代」で、回数は+36.0%、市場規模は+55.5%であった。他の性年代に比べ、基準人口が増え、外食実施率が増加した結果といえる。次いで、「女性/20歳代」の外食回数が増加している。対19年度比で外食市場規模の回復幅が大きい性年代は「女性/50歳代」と「女性/20歳代」で、9割近くまで回復している。一方、回復幅が小さい性年代は「男性/60歳代」と「女性/60歳代」で、7割未満の水準となっている。
※「外食」は、夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象
・飲酒のみ、喫茶のみの場合も含まれる
・夕方以降、複数回外食した場合、1日あたり2回まで(2軒目まで)の外食を含む
※消費地の範囲は、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外(圏域外の都道府県や海外)で行った外食は含まないが、圏域内への旅行・出張は含まれる
(外食.Biz)
2023年09月29日更新
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