外食ドットビズ

トピックス

エン・ジャパン、ミドル2000人に聞いた!「男性育休」実態調査
9割の男性が「育休を取得したい」と回答する一方、取得経験者は1割未満

 エン・ジャパンは、ミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「男性育休」についてアンケートを行ない、2,066名から回答を得た。
■約8割が男性の育休取得に「賛成」、妥当と思う期間は「1ヶ月~3ヶ月未満」が最多
 まず、男性が育休を取得することについて賛成か、反対かを問うたところ、79%が「賛成」と回答。年代別では30代が86%で最多、男女別では男性79%に対して、女性73%と、「賛成」の割合は男性が若干多い結果となったが、年代別、男女別ともに大きな差は見られなかった。
 続いて、男性が育休を取得する際、妥当な期間はどのくらいだと思うかと聞いたところ、「1ヶ月~3ヶ月未満」が26%で最多に。男女別で見ると、最多は「1ヶ月~3ヶ月」が26%で共通だったが、2番目に多い回答は男女間で異なる結果に。男性は「3ヶ月~6ヶ月」(20%)、女性は「1年以上」(20%)と、妥当だと思う育休取得期間に男女差が見られた。
■9割の男性が「育休を取得したい」と回答
 男性に、もしこれから子どもが生まれるとしたら、育休を取得したいと思うかと聞くと、89%が「取得したい」(積極的に取得したい47%、できれば取得したい42%)と回答した。2019年の同調査と比較すると「積極的に取得したい」の回答単体では6%増加と、微増の結果となった。
■育休取得経験がある男性は1割未満、期間は「1日~5日未満」が最多
 男性かつ子どもを持つ人に、これまでに育休を取得したことがあるか聞いたところ、「ある」と回答した人は8%に留まった。続いて、「ある」と回答した人に育休を取得した期間を聞くと、「1日~5日未満」が43%で最多だった。取得経験、取得期間ともに、2019年の結果と比較し、大きな変化は見られなかった。 
■男性の育休取得率が低い理由、トップは「育休を取得しづらい雰囲気がある」
 最後に、男性育休の取得率が低い理由を聞くと、トップは「育休を取得しづらい雰囲気がある」(61%)で、次いで「職場が人手不足」(54%)、「収入を減らしたくない」(52%)が続いた。最も男女差があった回答は、「育児は女性の役割という考え方が根強い」で27ポイントの差が開いた(男性34%、女性61%)。

【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:「ミドルの転職」(https://mid-tenshoku.com/)を利用する35歳以上のユーザー
有効回答数:2,066名
調査期間:3月9日~5月8日
 

(外食.Biz)
2023年06月09日更新

最新ニュース

ページのトップへ戻る