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力の源ホールディングス、2023年3月期(2022年4月~2023年3月)の連結業績を発表
事業セグメント別売上高は、国内店舗運営事業10.6%増、海外店舗運営事業72.9%増などに
力の源ホールディングスは、2023年3月期 通期(2022年4月~2023年3月)の連結業績を発表。売上高261億1600万円(前年同期比34.6%増)、営業利益22億8100万円(同117.1%増)、経常利益23億2100万円(同114.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16億2800万円(同76.3%増)と増収増益を確保した。
同社グループでは、「変わらないために、変わり続ける」という企業理念に基づき、国内においては、新規に15店舗を出店し、さらに植物由来の原材料のみを使用するプラントベース商品をレギュラーメニューとした「一風堂新宿ルミネエスト店」をリニューアルオープンしたことに加え、入国規制の緩和に伴って、昨年4月より「一風堂成田空港店」の営業を再開。一方で、定期借家契約が満了した店舗、将来の収益性低下が見込まれる店舗、不採算店舗等を19店舗閉店した。店舗数は、ライセンス形態での展開を含め、グループ合計で273店舗(国内139店舗、海外134店舗)となった。モバイルオーダーやタブレットオーダーの導入等、DX施策の推進に取り組んでコストを削減、季節商品や地域限定商品の提供に注力し、売上を増加させた。さらに、昨年7月より原材料およびエネルギー価格の上昇への対応として、価格改定を実施し利益を確保した。
海外においては、客数の回復が国内に比べて非常に早かったと同時に、国内同様の施策を実施した効果に加え、原材料等のコスト上昇への対応としての価格改定を各国の情勢に合わせて実施、さらに当期初より続く為替の影響により、大幅な増収増益となった。
商品販売については、国内では、一風堂関連商品の、B2B営業の強化を実施したほか、新たな取り組みとして、Yo-Kai Express Inc.による米国発のラーメン自動調理機「Yo-Kai Express」事業の国内展開に参画。また、海外では、食の多様性に対応した「プラントベース白丸・赤丸」乾麺タイプの輸出販売が好調に推移している。
事業セグメント別業績は、国内店舗運営事業が売上高114億89百万円(前期比10.6%増)、セグメント利益6億23百万円(同26.6%増)となった。海外店舗運営事業は、売上高117億53百万円(同72.9%増)、セグメント利益14億89百万円(同143.8%増)。商品販売事業は、売上高28億72百万円(同29.7%増)、セグメント利益4億2百万円(同49.5%増)となった。
なお、2024年3月期 通期(2023年4月~2024年3月)の連結業績予想は、売上高283億6100万円(前年同期比8.6%増)、営業利益25億4000万円(同11.4%増)、経常利益25億6400万円(同10.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益18億2100万円(同11.8%増)を見込む。
(外食.Biz)
2023年05月29日更新
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