トピックス
ぐるなびリサーチ部、値上げが見られる「卵」を使った料理に関する調査
8割弱が外食での注文頻度に変化なし、約半数が値上げは1割程度まで許容範囲
.jpg)
ぐるなびは、ぐるなび会員を対象に、世の中のトレンドに合わせて食に関する様々な調査を実施し、「ぐるなびリサーチ部」として定期的に情報を発信しているが、今回は、「卵料理」について調査した。
■卵を「好き」「どちらかと言えば好き」と回答した人は9割弱
まず、卵を使った料理が好きか聞いたところ、「好き」(67.5%)と「どちらかと言えば好き」(22.2%)を合計した「好き・計」(89.7%)は9割弱と高い数値であった。
.jpg)
■今年に入って外食で卵料理を注文した人は7割、注文頻度は「変わらない」が8割弱
次に、今年に入って、外食で卵を使った料理を注文したか聞いたところ、全体では、7割強の人が「注文した」(70.6%)と回答。「注文した」と回答した人を性年代別にみると、「20代女性」(80.4%)と「30代女性」(84.2%)がそれぞれ8割超と高かった。
また、今年に入って、外食で卵を使った料理を注文する頻度に変化があるかに関しては、8割弱の人が「変わらない」(77.9%)と回答し、「増えた・計」(11.0%)と「減った・計」(11.2%)は共に1割程度だった。
.jpg)
■増えた理由は「自宅で食べる機会が減った」、減った理由は「卵料理の価格が上がった」など
外食で卵を使った料理を注文する頻度が増えた人にその理由を聞いたところ、「自宅で食べる機会が減ったから」(44.9%)と「好きなメニューを見つけた」(40.8%)、一方減った人は、「卵料理の価格が上がったから」「卵料理の取扱いが減った、ストップした」(各52.0%)が突出して高い理由であった。
.jpg)
■卵料理を注文する飲食店は、「ファミレス、ファストフード」が1位、僅差で2位は「洋食」
卵を使った料理を注文する飲食店の業態は、1位が「ファミレス、ファストフード」(46.4%)、僅差で2位は「洋食」(44.9%)、以下、「和食」(39.7%)、「居酒屋」(38.2%)、「お好み焼き、もんじゃ焼き」(30.4%)、「中国料理」(29.5%)などが続いた。
.jpg)
■値上げの許容範囲は「~1割」+「~2割」で8割強、「注文しない」は女性が1割程度高く
最後に、外食で卵を使った料理について、元の値段の何割増し程度までなら値上がりを許容できるかに関しては、全体では、「~1割」が46.4%、「~2割」が25.6%と、8割の人が「1~2割程度までなら」と回答した。「男性」(45.5%+31.3%)、「女性」(47.2%+20.2%)と男女別でも傾向は同じだった。一方、「注文しない」と回答した人は、「女性」(19.3%)の方が「男性」(10.7%)に比べて1割程度高く、男性の方がやや許容範囲は広めの傾向が見られた。
■価格高騰で自宅で食べる機会が減少、外食ではあえて「卵料理」を選択する人も
同社リサーチグループ長の本間久美子氏は、『様々な食品の値上がりが続く中、特に身近な食材のひとつである「卵」については、消費者の皆さんも日々実感されているのではないでしょうか。調査では9割と圧倒的な支持を得た「卵料理」。一部の飲食店では卵の供給不足から提供を休止したとの発表がありましたが、消費者の外食における注文頻度については「変わらない」と回答した方が8割でした。ただ、残りの2割の方からは、値上げの影響がうかがえており、「卵料理」の注文頻度が減った理由では「価格上昇」と「取扱休止」と日々の暮らしに影響が出ている様子がうかがえました。一方、増えた理由では「自宅で食べる機会が減ったから」との回答が最多となり、価格上昇や取扱休止で「卵」の購入・摂食機会が減った影響により、外食で「卵料理」を食べることがより特別感を増し価値ある体験に繋がっている傾向が自由回答からも伺えました。』とコメントした。
【調査概要】
調査期間:5月12日~14日
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国
回答者:20代~60代のぐるなび会員1,000名
(外食.Biz)
2023年05月26日更新
最新ニュース