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日本チェーンストア協会、4月度のスーパー売上高は2ヶ月連続で前年を上回る
食料品は節約志向の高まりから買い控え傾向が強くなる中、店頭価格の上昇もあり前年を確保

 日本チェーンストア協会は、会員企業54社・10,702店を対象にした2023(令和5)年4月度チェーンストア販売統計を発表した。
 4月は、食料品は節約志向の高まりから買い控え傾向が強くなる中、店頭価格の上昇もあり良かった。衣料品は入学・ビジネス関連がまずまず動き、住関品も行楽需要などもあり動きが良く、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は、1兆1062億709万円(店舗調整後前年同月比103.4%)と2ヶ月連続で前年を上回った。
 部門別では、食料品が7616億8536万円(店舗調整後前年同月比104.9%)、衣料品が662億3096万円(同100.2%)、日用雑貨品などの住関品が2091億633万円(同101.2%)、サービスが22億3287万円(同95.7%)、その他が669億5157万円(同97.7%)であった。
 なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
 農産品は、レタス、トマト、ミニトマト、きゅうり、人参、アスパラガス、アボカドなどはまずまずの動きだったが、じゃがいも、玉ねぎ、なす、竹の子、豆類、にんにく、カット野菜、きのこ類などは苦戦した。果物では、柑橘類、りんご、いちご、バナナ、パイナップル、カットフルーツなどはまずまずの動きだったが、スイカ、メロン、マンゴー、キウィフルーツなどの動きは鈍かった。
 畜産品は、豚肉、鶏肉はまずまずの動きだったが、牛肉の動きは鈍かった。鶏卵、ハム・ソーセージの動きは良かった。
 水産品は、生まぐろ、たこ、鯛、生かつお、いわし、切身、冷凍魚、漬け魚、海藻類などはまずまずの動きだったが、刺身盛合わせ、さば、さわら、いか、サーモン、えび・かに、うなぎ、ホタテ、魚卵、ちりめんなどの動きは鈍かった。
 惣菜は、温惣菜は揚げ物、天ぷら、オードブル、中華、焼き鳥などは好調だった。要冷惣菜は、和・洋惣菜とも動きは良く、弁当、寿司の動きも良かった。
 その他食品は、乳酸菌飲料、乳製品、飲料、冷凍食品、食用油、麺類、パスタ、ヨーグルト、パン類、カップ麺、レトルト食品、カレー、シリアル、納豆、海苔、練製品、漬物、スナック菓子、豆菓子、米菓、グミ、キャンディー・ガム、ビスケット、デザート、チューハイ、発泡酒などの動きは良かったが、米、調味料、水物、豆腐、半生菓子、洋生菓子、ビールなどの動きは鈍かった。
 

(外食.Biz)
2023年05月25日更新

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