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東和フードサービス、第3四半期(2022年5月~2023年1月)の業績を発表
「ケーキ・焙煎珈琲 椿屋珈琲 大森とうきゅう店」、物販店の収益モデルとなりつつある
東和フードサービスは、2023年4月期 第3四半期(2022年5月~2023年1月)の業績を発表。売上高79億6000万円(対前年同期比30.3%増)、営業利益3億8000万円(-)、経常利益4億1000万円(同65.5%減)、四半期純利益2億4400万円(同69.5%減)であった。
ぱすたかん・こてがえしグループにおいて「築地もんじゃ」を投入。創業160年という歴史のある築地魚河岸「丸十」のたらこを店舗で仕込んだ自家製明太子もんじゃをはじめ、出汁、素材にこだわり、新たに“もんじゃ革命”としてブラッシュアップした結果、若年層の取り込みによる客層の幅が広がっている。インバウンド需要も回復傾向にあり団体客の入店も都心店舗から目立ち始めている。メニューブックやアレルゲン情報の多言語化も現時点で英語・中国語に対応しており、4月には韓国語対応も完了する見込み。
物販事業においては、駅ナカやショッピングセンター内の催事コーナーにてケーキ・珈琲豆・冷凍商品の販売を積極的に展開しており、第3四半期累計では47会場455日間の出店となった。売上の8割以上は自社製ケーキだが、自宅で珈琲を楽しむ人の珈琲豆の購入が増加している。新規創店した物販専門店「ケーキ・焙煎珈琲 椿屋珈琲 大森とうきゅう店」では、小さいサイズのホールケーキと椿屋ドリップ珈琲を含めた珈琲豆の人気が高く、物販店の収益モデルとなりつつある。
食材費、エネルギーコストの高騰に加え、労働力不足に悩まされる状況下では、提供するメニューにおいてVEを進めているほか、店舗のQSCチェック方法見直し、自動釣銭機能付きレジ導入、入店受付機の導入等で省人力化、DX化による経営の効率化を推進中。
顧客確保に向けた取り組みとして、店舗とECサイト(椿屋珈琲オンラインショップ)の両方でポイント共有が可能となる「椿屋珈琲グループアプリ」の開発も進めており、4月には専用アプリでのポイントサービスが開始予定となっている。
なお、2023年4月期 通期(2022年5月~2023年4月)の業績予想は、売上高105億円(対前年同期比27.3%増)、営業利益4億2000万円(-)、経常利益4億5000万円(同63.5%減)、当期純利益2億6500万円(同32.1%減)を見込む。
(外食.Biz)
2023年03月20日更新
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