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ぐるなび、第3四半期(2022年4月~12月)の連結業績を発表
飲食店販促サービスの売上高は、ストック型9.0%減、スポット型30.5%減とともに前年を下回る

 ぐるなびは、2023年3月期 第3四半期(2022年4月~12月)の連結業績を発表。売上高89億5600万円(前年同期比6.3%減)、営業損失20億4600万円(-)、経常損失19億9600万円(-)、親会社株主に帰属する四半期純損失19億1800万円(-)であった。
 同社は、徹底した選択と集中、外部企業との連携強化を進めることで、不透明な事業環境に左右されることなく着実に中核事業の回復と第4四半期での黒字転換を図ると同時に、中長期視点で事業の成長を牽引する新たな事業・サービスを構築することを事業方針としている。
 まず、中核事業である飲食店支援の回復・再成長に向けた取り組みのうち販促支援領域においては、既存加盟店に対しより集客効果の高い加盟プランへのプランアップ提案等を強化しているほか、加盟店への送客拡大を目的に「忘年会・新年会キャンペーン」を開催。また、業務支援領域においては、モバイルオーダーサービス「ぐるなびFineOrder」の導入企業数が着実に増加しているが、更なる増加に向けて連携するPOSレジシステムの拡大をはじめとした機能拡充や導入店舗のサポート強化にも取り組んでいる。この他、新規顧客獲得機会の拡大や総合的な飲食店支援サービスの拡充、人材交流を通じた社員の育成等を目的に㈱テンポスホールディングスと業務提携契約を、外食産業のDX推進を加速すべく支援ツールの企画・開発・提供を目的に㈱オプティムと資本業務提携契約をそれぞれ締結した。
 また、新たな取り組みとして、商業施設の飲食エリアのコンセプト設計から店舗誘致・構築、フロア運営までを総合的にプロデュースする店舗開発事業において鹿児島・愛知・東京でフードホールをオープンしたほか、食を通じた地域振興施策としてECサイトで「ふるさと納税」サービスの取り扱いを、予約が困難な飲食店の席確保や予約代行等付加価値の高い食体験サービスを提供する有料会員制サービス「PREMIUM GOURMET CLUB」を開始した。
 この他、経営資源を注力分野へと集中投下すべく、「楽天ぐるなびデリバリー」及び「楽天ぐるなびテイクアウト」のサービスを終了するなどした。
 なお、2023年3月期 通期(2022年4月~2023年3月)の連結業績予想は、売上高128億円(前年同期比0.4%減)、営業損失25億5000万円(-)、経常損失25億5000万円(-)、親会社株主に帰属する当期純損失24億円(-)を見込む。
 

(外食.Biz)
2023年03月14日更新

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