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ホットペッパーグルメ外食総研、トレンド座談会のテーマは「自販機グルメ」
「自販機グルメ」に外食店が参入の波!買ってみたい自販機グルメランキング発表

 リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しているが、今回は、「自販機グルメ」について20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施した結果をレポートした。
■買ってみたい「自販機グルメ」上位は「餃子」「チーズケーキ」「ラーメン」「チャーハン」
 最近、買える食品のバリエーションが急激に増えている「自販機グルメ」。数あるメニューの中でも、「ホットペッパーグルメ外食総研」がピックアップした51メニューのうち、「買ってみたい」の回答が最も多かったのは「餃子(冷凍)」(29.0%)だった。以下トップ10には、「チーズケーキ(冷凍)」(21.4%)、「ラーメン(冷凍)」「チャーハン(冷凍、温かい状態のものなど)」(各20.2%)、「中華まん(冷凍)」(19.9%)、「ハンバーガー(温かい状態のもの)」(19.5%)、「唐揚げ(冷凍、レトルトなど)」「ピザ(冷凍)」(各19.0%)、「ハンバーグ(冷凍)」(18.9%)、「小籠包(冷凍)」(18.1%)が入った。
■「自販機グルメ」の良いと思うところは「いつでも買える」、苦手なところは「味が落ちる」
 次に、「自販機グルメ」の良いと思うところについて聞いたところ、1位「いつでも買えるところ」(52.0%)、2位「お店まで行かずにお店の味を楽しめるところ」(43.5%)、3位「人とやりとりせずに買えるところ」(27.6%)と、手軽さが上位にあがった。一方苦手なところを聞いたところ、1位「出来たてよりも味が落ちるところ」(31.0%)、3位「お店で食べる味と微妙に違うところ」(23.3%)と味の面での心配が上位に。また、2位には「衛生的に心配」(29.5%)がはいった。
■「自販機グルメ」流行の波に外食店は乗れるか 背景に冷凍技術の進歩とコロナ禍
 ホットペッパーグルメ外食総研・上席研究員の有木真理氏は、『ここ数年、「グルメ自販機」を街中で目にする機会が急激に増えたように感じます。その背景としては、冷凍技術が進歩し、解凍による味の劣化を抑えられるようになったこと、そしてコロナ禍の苦境で販売チャネルを増やそうとした外食店による企業努力があると考えられます。「自販機グルメ」に対して「味が落ちる」「衛生的に心配」といった声もまだありますが、「いつでも買える手軽さ」や、「自販機から料理が出てくる面白さ」は今後ますます伸びていく要因になると考えています。「自販機からおいしい料理が出てくる」というのは、「蛇口からジュース」と同様に夢のあるお話。外食店がさらなる努力を重ね、夢が現実になる日も近いかもしれません。』と解説した。
※トップ10以外の提示メニュー:焼き鳥(冷凍、温かい状態のものなど)、パスタ(冷凍、温かい状態のものなど)、おにぎり(常温、冷蔵など)、カレー(冷凍)、シフォンケーキ(常温)、お好み焼き(冷凍)、焼き芋(真空パック)、グラタン(冷凍)、豚汁(温かいものなど)、どらやき(常温)、牛丼(レトルト、冷蔵など)、オムライス(温かい状態のもの)、パウンドケーキ(常温)、かつ丼(冷凍、温かい状態のものなど)、フライドチキン(冷凍)、ショートケーキ缶、コロッケ(冷凍)、スープカレー(冷凍)、大福(常温)、焼肉(冷凍)、牛タン焼き(冷凍)、もつ鍋(冷凍)、もつ煮(冷凍)、チヂミ(冷凍)、生姜焼き(温かい状態のものなど)、ローストビーフ(冷凍)、とんかつ(冷凍)、麻婆豆腐(冷凍)、エビフライ(冷凍)、ルーロー飯(冷凍)、だし巻き卵(常温など)、グリーンカレー(冷凍)、サムゲタン(レトルト)、寿司(冷凍)、すき焼き(冷凍)、ガパオ(冷凍、温かい状態のものなど)、うなぎ(冷凍)、天ぷら(冷凍)、肉寿司(冷凍)、白米(冷凍、冷蔵など)、バクテー(冷凍)、この中に買ってみたいと思うものはない
【アンケート調査概要】
調査時期:2022年11月18日~11月20日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)
 

(外食.Biz)
2023年01月31日更新

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