トピックス
日本人初の快挙!「M.O.F.」をジョエル・ロブション総料理長の関谷健一朗氏が受章
仏文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度な技術を持つ職人に与えられる仏国家の称号

フォーシーズは、東京・恵比寿ガーデンプレイスのフレンチレストラン「ガストロノミー“ジョエル・ロブション”」のエグゼクティブシェフ(総料理長)である関谷健一朗氏がフランス・グルノーブルで開催した2022年度「M.O.F」(Meilleur Ouvrier de Franceフランス国家最優秀職人章」を受章したと発表した。なお、料理部門で「M.O.F.」を受章するのは日本人初となる。
「M.O.F.」(Meilleur Ouvrier de France 国家最優秀職人章)は、フランス文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度な技術を持つ職人に与えられるフランス国家の称号で、1924年に開催されて以来つづく歴史あるコンクール。3、4年毎に行なわれ、出場者は長い月日をかけて審査に挑む。関谷シェフは、今年初めに応募し、書類選考後、同年4月にパリにて一次審査として筆記と実技、9月に同じくパリにて、二次審査の実技を経て11月16日、17日ついにグルノーブルでの最終審査の実技に辿り着いた。500名以上の応募者から今年「M.O.F.」の称号を得たのはわずか8名だった。
食の世界における「M.O.F.」は、フランス料理界最高峰の栄誉として知られており、料理、製菓、パンなどの職種がある。受章に求められるものは単に優れた技術力だけではなく、伝統への敬意に加えて、技術を習得した上での高い革新性、美意識も考慮され、さらに限られた時間と素材から創作する的確性も判断基準となる。コンクールに合格し、「M.O.F.」の称号を得た者だけが、名誉あるトリコロールカラー襟のコックコートを着用することを許される。料理部門の「M.O.F.」には、ジョエル・ロブション氏など世界的に著名なシェフ達が名を連ねている。
(外食.Biz)
2022年11月19日更新
最新ニュース