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ROI、「ファンくる」導入飲食店を対象に価格高騰対策調査
飲食店の悩みは「食材費」と「店舗賃料」、9割の飲食店が原価の高騰に問題を抱えている

 「ファンくる」を運営する㈱ROIは、「ファンくる」導入飲食店を対象に、価格高騰についての意識調査を4月12日~4月20日に実施した。
 新型コロナウイルスによって大きな打撃を受けた飲食業界。世界的な食糧価格の高騰も懸念され、さらなる問題に直面している。価格高騰に対して飲食店はどのように捉えているのか、どのような対策を考えているのか「ファンくる」を導入している10店舗にアンケートを実施し、その実態を調査した。
■飲食店の悩みは「食材費」と「店舗賃料」、9割の飲食店が原価の高騰に問題を抱えている
 まず、現在どのようなことで困っているか聞いたところ、「食材費」と「店舗賃料」が30%、「採用」が20%、「人件費」と「オーダシステム」が10%であった。
 食品の価格高騰において問題を抱えているか聞いたところ、「非常に困っている」(20%)+「困っている」(70%)と実に9割の飲食店が原価の高騰に問題を抱えていることがわかった。
■原価高騰の対策を考える飲食店は100%、最も多い対策措置は「量を減らし、価格を上げる」
 原価の価格高騰において何か対策を考えているか聞いたところ、すべての飲食店が「はい」と回答した。
 原価高騰の対策としてどのようなことを考えているかに関しては、最も多かったのが「量を減らし、価格を上げる」(40%)で、「価格を上げる」(33%)、「量を減らす」「質を落とし価格を上げる」(各11%)が続いた。
 今後、原価の高騰対策措置をどの程度行うか聞いたところ、「メニューの半分程度」(50%)が最も多く、「メニューの全体」(30%)、「メニューの1/3程度」(20%)と続いた。
 さらに、原価の高騰対策措置を行った場合、どのように告知するか聞いたところ、6割が「説明しない」と回答し、残りの4割は「HPに表記する」であった。

 <考察>食材にかかるコストは飲食店にとって深刻な悩みであり、ほとんどの飲食店が抱えている課題ということがわかった。ドリンクやフードの分量を減らし値段を上げるという措置をとるところが最も多いことから、苦しい中でもなるべく「質」を落とすことは避けたいとする飲食店の思いもくみ取ることができた。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:回答者:「ファンくる」を導入している飲食店10店舗(業態不問)
ファンくる:https://www.fancrew.jp/
 

(外食.Biz)
2022年05月11日更新

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